新型コロナウイルスの影響がディズニー作品にも…『2分の1の魔法』『ムーラン』公開延期が決定

新型コロナウイルスの感染状況ならびに予防対策のため、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は2日、3月13日(金)に公開される予定だったディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』と、4月17日(金)公開予定となっていた『ムーラン』の公開延期を決定した。

ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』の公開延期が発表に[c]2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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『2分の1の魔法』は魔法が消えかけた世界を舞台に、父親をよみがえらせる魔法を探す旅に出る兄弟の姿を描いた感動作。日本語吹替え版の声優を志尊淳と城田優が務めることや、日本版エンドソングに2005年に発売されたスキマスイッチのヒット曲「全力少年」が起用されたことでも大きな注目を集めている。

また『ムーラン』は、アニー賞で10部門を制したディズニー・アニメーションの傑作『ムーラン』(98)を、ディズニー自らの手で実写化した話題作。中国の伝説をモチーフに、男性と偽って戦に身を投じていく勇敢な女性の姿を描きだす。アジアを代表する人気俳優たちの共演と、最新鋭の技術を駆使したアクションシーンに期待が寄せられている。

【写真を見る】ディズニーアニメーションの傑作を実写化した『ムーラン』は5月22日(金)公開へ[c]2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

変更後の公開予定日については、『2分の1の魔法』は近日公開となり、日程が決まり次第あらためてお知らせされるとのこと。そして『ムーラン』は5月22日(金)からの公開に。すでに販売されているムビチケ前売券は、延期後の公開でもそのまま使用できるとのことで、詳細については公式ウェブサイトを確認してほしい。

映画業界では新型コロナウイルスの感染拡大防止を受けて、各イベントの中止・延期、また一部劇場では臨時休館が相次いでいるほか、『映画ドラえもんのび太の新恐竜』や『映画しまじろうしまじろうとそらとぶふね』『劇場版ウルトラマンタイガニュージェネクライマックス』と、春休みシーズンの子どもたちをメインターゲットにした作品が公開延期となっている。

文/久保田和馬