広瀬すずと吉沢亮、「なつぞら」と『一度死んでみた』で連続共演の信頼感とは? - 3ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
広瀬すずと吉沢亮、「なつぞら」と『一度死んでみた』で連続共演の信頼感とは?

インタビュー

広瀬すずと吉沢亮、「なつぞら」と『一度死んでみた』で連続共演の信頼感とは?

「今回のすずちゃんは、メイクも濃くて目つきも怖く、『別人だ!』と思いました」(吉沢)

国宝級イケメンのオーラを消して、ゴースト男子になりきった吉沢亮
国宝級イケメンのオーラを消して、ゴースト男子になりきった吉沢亮撮影/河内彩

吉沢は、すさまじいデスメタル女子になりきった広瀬を初めて見た時、「全然違う!」と戸惑ったそうだ。「『なつぞら』のなっちゃんのイメージは、無垢で透明感にあふれるかわいらしい少女でした。でも、『一度死んでみた』の現場に入ったら、七瀬はメイクもめちゃくちゃ濃いし、目つきも怖かったので、『別人だ!』と(笑)。きっと映画を観る人も、すずちゃんのこういう役は新鮮だと思うので、そういう意味でも楽しめると思います」。

なかでも、デスメタルバンド「魂ズ」のボーカルとして、七瀬が「一度死んでくれ~!」とシャウトし、激しくヘッドバンギングをするライブシーンの破壊力がハンパない。

広瀬は「初めて、魂ズのメンバーの方たちが演奏している動画を見せてもらった時、『ここまでやっていいやつか!』と思いました。だから、ヘッドバンギングも、やっている時は『勢いでいっちゃえ!』という思考になりましたが、次の日は首がヤバかったです」と振り切って演じたことを述懐。

父の急死にショックを受ける七瀬
父の急死にショックを受ける七瀬[c]2020 松竹 フジテレビジョン

「ここまで毒を吐きながら演じる役は初めてだったので、すごく気持ち良かったです。自分の中に溜まっていたものがぶわーっと出ていくような感覚がありました」と、ある種のデトックス的な効果も感じたそうだ。

ゴーストのような松岡役を演じた吉沢は、舞台挨拶で「個人的には存在感があるキラキラした男より、皆から無視されるような雑魚キャラのほうが性に合っている」と公言していた。「やっぱりキラキラ系の二枚目キャラは、1回エンジンをブーンとかけてから演じる感じで、めちゃくちゃエネルギーを使うんです。僕自身は本来めちゃくちゃ根暗なので、松岡みたいな役のほうが、なんのストレスもなく演じられます」。

吉沢が「僕は普段からああいう感じなので」と言うと、広瀬も「本当です。最初は人見しりなのかなと思っていたんですが、別にそういう感じでもなくて。私的には、なんだか居心地がいい人だな、という印象でした」と吉沢の意外な一面を明かした。

作品情報へ

関連作品

  • 一度死んでみた

    4.0
    2115
    父親が嫌いな娘が父親の死の真相を巡り巻き込まれる騒動を広瀬すず主演で描くコメディ
    Amazon Prime Video U-NEXT