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実写版『映像研』の“部室”に潜入!齋藤飛鳥&山下美月&梅澤美波「探検しがいがある」

コラム

実写版『映像研』の“部室”に潜入!齋藤飛鳥&山下美月&梅澤美波「探検しがいがある」

「飛鳥さんの人見知りなところは、浅草と一緒!」(山下、梅澤)

超個性的なキャラクターにトライした
超個性的なキャラクターにトライした[c] 2020 「映像研」実写映画化作戦会議 [c] 2016 大童澄瞳/小学館

超個性的なキャラクターを演じるうえでは、どんなことを大切にしているのだろうか?変わり者の浅草を演じる齋藤は、「挑戦の多い役柄と思っていたんですが、だんだん『浅草の気持ちって、わかるな』とも感じている」と浅草に愛情を傾ける。「浅草は子どものようでありながら、大人な部分もあって、私とはかけ離れた人間だと思っていたんです。でも『このセリフ、私も感じたことがあるな』と共感することもあって。また声の出し方や姿勢は、まったく浅草と私では違うので、そういった楽しさもあります」とニッコリ。「どんなところが似ている?」と聞いてみると、山下と梅澤が「人見知りなところ!」と分析し、齋藤が「浅草ほどではないと思う!でも心を寄せています」と笑うなど、3人の間に心地よい空気が流れる。

活気あふれる撮影現場
活気あふれる撮影現場[C]2020「映像研」実写ドラマ化作戦会議 [C]2020「映像研」実写映画化作戦会議 [C]2016 大童澄瞳/小学館

山下は「ツバメは自分のこだわりを持っていて、ものすごくクリエイター気質な女の子。信念を突き通す根性がある」と演じる役柄について語り、「私もお仕事をする時には、こだわりが強いほうなんです。だからこそ意志が強い女の子というのは、私にとっても憧れ。そういう役を演じることができて、すごく幸せです」としみじみ。梅澤は「金森は、浅草と水崎とはまた違った目線を持っている女の子。2人が起こす行動や言ったことに対して、金森がツッコむようなところもあって。そういった意味では視聴者の方に、同じ目線で楽しんでもらえるといいなと思っています。実写として『金森にはこんな表情もあるんだ』という一面も監督と相談しながら演じています」と新たなチャレンジに意欲を燃やしていた。

いつもは同じ乃木坂46のメンバーとして活動している3人。本作では、特別な関係性を体現する。山下が「飛鳥さんは(グループ内で)5年くらい先輩なので、これまでお話する機会もそんなにたくさんあるわけではなかったんですが、金森が浅草の頭をバシバシと叩いたり、首根っこをつかんだりするシーンもあって、日を重ねるごとにどんどん3人のチーム感が感じられるようになって」と語ると、梅澤も「スタッフさんからも『息、ぴったりだね』と言われることが多くて。セリフも自然にピタッと合ったりするので、やっぱりそれは乃木坂46として活動してきたつながりがあるからなのかなと思います」とチーム感の秘訣を告白。齋藤は「私は自分からどんどん後輩に話しかけたりできるタイプではなくて…。クランクイン前は『どうしようかな』と思っていたんですが、浅草になったらそんな心配はなかったですね」と微笑むなど、抜群のチーム感を築いている様子。

“ものづくりの楽しさ”が炸裂するストーリーに飛び込み、まさにその喜びを経験している齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波。彼女たちの新境地を堪能できる本作の完成が、いまから楽しみだ。

取材・文/成田 おり枝

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