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新『ブレードランナー』、リドリー・スコット監督の手で復活

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新『ブレードランナー』、リドリー・スコット監督の手で復活

英国で「史上最高のSF映画」に選ばれたばかりの『ブレードランナー』(82)が、オリジナルと同じくリドリー・スコット監督の手で、続編または前日譚として復活することが明らかになった。

ハリウッドの映画製作会社アルコン・エンターテイメントは、今年3月に同作の続編や前日譚映画の製作権を獲得しており、できればオリジナルの監督であるリドリー・スコットにメガホンを握ってもらいたいと取材陣に語っていた。

8月18日に映画サイトDeadlineが、同社が遂にスコット監督を獲得したと報じたことを受け、同社はそれを認め、『ブレードランナー』の新作は同監督が撮影することを明らかにした。ハリウッドでは、若手監督を起用し、新たな解釈で1980年代の映画の続編を作るのが一つの流行のようになっているが、オリジナルの監督がそのままメガホンを握るという『ブレードランナー』新作は、そうしたトレンドに逆行する形になる。スコット監督は、自身が監督した『エイリアン』(79)の関連作品にあたる『Prometheus』(全米2012年公開予定)でも再び監督を務めている。

アルコン・エンターテイメントの代表は今年3月に製作権獲得を発表した際、「過去30年の間に多くの映画監督が『ブレードランナー』からアイデアを盗んでいるので、今度は自分たちの映画がそうした作品のコピーに見えないようにするのが難しい」と語り、「スコット監督には会ったことはないが、彼の芸術家としてのヴィジョンを再び映画に注入できればエキサイティングだし、彼が監督してくれたら素晴らしいと思う」と発言していたとロサンゼルス・タイムズ紙電子版は伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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