シルヴェスター・スタローンが『ロッキー』のミュージカル化発表！

シルヴェスター・スタローンが、現在、兄弟で世界ヘビー級の王座を独占しているプロボクサーのウラジミール・クリチコとビタリ・クリチコと組み、『ロッキー』(76)のミュージカル版を世に贈ると英紙ガーディアンが伝えている。

報道によれば、このミュージカルは2012年11月にドイツで上演される予定だそうで、スタローンはプロデューサーの一人として舞台に関わっていくという。「最終的には、ロッキーはラブストーリーなんだよね。(恋人の)エイドリアンなしには、最後のゴングまでたどり着くことはできない。あのストーリーがミュージカルの舞台になってよみがえることを誇りに思うよ。ロッキーも誇りに思っているだろう」と語ったとガーディアン紙が伝えている。

ミュージカルの舞台では、「Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)」や「Eye of the Tiger」などのロッキー・ファンにはおなじみのサントラ曲が使われるそう。クリチコ兄弟は、スタローンと共同で『ロッキー』ミュージカル版をプロデュースし、主演俳優が決まれば、自らボクシングを教え込むという。

クリチコ兄弟も『ロッキー』には並々ならぬ思い入れがあるのだそうで、「そもそも、子供の頃に『ロッキー』のシルヴェスター・スタローンを見たことが、僕たちがボクシングを始めた理由だった。ロッキーの舞台化を手伝うことができるのは、非常にエキサイティングだ」と語っている。

まずドイツのハンブルグで上演される予定の『ロッキー』ミュージカル版だが、ヒットすればロンドンのウエストエンドやニューヨークのブロードウェイに進出する可能性もあり、演劇界にロッキー・バルボア旋風が吹き荒れるかもしれない。【UK在住/ブレイディみかこ】