超レア! 約40年前に録音されたタンタンの産みの親、エルジェの生声テープを発掘|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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映画ニュース 2012/1/11 13:00

超レア! 約40年前に録音されたタンタンの産みの親、エルジェの生声テープを発掘

スティーブン・スピルバーグが監督として初めて3Dアニメに挑戦したことで話題沸騰中の『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』(公開中)。本作は言わずと知れたベルギーの漫画家、エルジェの人気作「タンタンの冒険旅行」シリーズを映画化したもの。くるんと跳ねた前髪の少年タンタンと相棒の犬のスノーウィのビジュアルは誰もが一度は見たことがあるはず。だが、原作者であるエルジェ自身については知らないという人が多いのではないだろうか? 2月4日(土)より公開される『タンタンと私』は、そんなエルジェの姿に迫る貴重なドキュメンタリーだ。

エルジェは1983年に亡くなっているが、本作の企画がスタートしたのは1999年。デンマーク人の新鋭監督アンダース・オステルガルドはエルジェ・ファウンデーションの協力を得て、エルジェがタンタンを描く姿や、彼のインスピレーションの源となった中国人チャン・チョンジェとの再会シーンといった貴重な映像を発掘することに成功する。だが、その中でも特にレア度が高いものがあった。それは1971年に録音されながら、これまで決して公表されることのなかった、エルジェと若き学生とのやりとりの一部始終だ。

そのやりとりの中で、エルジェはタンタンの誕生エピソードから、「タンタンの冒険旅行」シリーズがどうして1940年代の第二次大戦や、1950年代の冷戦といった時代背景を反映させた作品になったのかという興味深い理由を語っている。このタンタンと学生のやりとりは“録音された”とあるように、カセットテープで残されていたもので、映像は彼がベルギーのテレビで受けたインタビュー素材を会話に不自然なところがないように加工され、使用されている。

もちろん『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』は、ドキドキハラハラな展開の連続で、予備知識なしでも満足できるエンターテインメント性に優れた作品に仕上がっている。しかし、本作を見てエルジェという人物を知れば、さらに「タンタン」の世界を楽しめるに違いない。【トライワークス】