ザック・エフロン来日!「一番の好きなシーンはキスシーン」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ザック・エフロン来日!「一番の好きなシーンはキスシーン」

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ザック・エフロン来日!「一番の好きなシーンはキスシーン」

ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリーら豪華キャスト共演が話題の『ニューイヤーズ・イブ』(12月23日公開)。本作に出演のザック・エフロンが来日した。日本へは『セブンティーン・アゲイン』(09)での来日以来、2年7ヶ月ぶりの4度目となる。時間の限られている会見でも、「もう一問くらい良いですよ」といったサービス精神たっぷりの優しい笑顔を見せてくれた。

今回、ニューヨークで自転車メッセンジャーとして働くポール役を演じたザック。共演したミシェル・ファイファーについては、キスシーンに一番気を遣ったようだ。「失敗するのが怖くて、何度も一人で練習したんですが、実際の撮影現場はものすごく寒くて、ミシェルのいる位置に到達するまでも大変だったし、紙吹雪が口に入って、その紙吹雪をミシェルに気付かれないようにペッ!と吐き出すのが大変でした。僕の恐れていたことが全て起きました」と、撮影中のエピソードを披露。そんな苦労の甲斐あって「キスシーンは一番好きなシーンです」と語った。

ザックといえば、その肉体美も魅力の一つだ。記者から、その体作りについて質問が挙がると「毎日、ワークアウトしています。でも、日本に来てからはさぼっていて、昨日はラーメンを食べたし、神戸牛も饅頭も食べて、抹茶を飲んで、寿司も食べた。あと、餅をついてみんなと一緒に食べました」とすっかり日本食でお腹いっぱいになっているようだ。

映画のタイトルにちなんだ「思い出に残っている大晦日は?」という質問には、「これまで何度もその質問をされ、別の答えを話してきましたが、今思い出しました。昨年の大晦日、僕は友人のパーティーに呼ばれたんです。暗がりの中、やっと空いている席を見つけて座ったら、その隣はロバート・デ・ニーロだったんです。もうびっくりしました! 緊張して何も話せないでいたんですが、こんな機会はもうないかもしれないと思って、肩を叩いて話しかけました。『はじめまして。僕はザック・エフロンという俳優をやっている者です。僕はあなたの映画を観て育ち、俳優になりたいと思いました』などすべて話しました。するとロバートは『いつか一緒に仕事ができると良いね』と言ってくれました。そして、まもなくこの映画でつながることができたんです。こんな奇跡のようなことを、なぜ今まで思い出せなかったんだろう」と、自分に少ししょんぼり。でも『一緒に共演したシーンはありませんでしたが、同じ映画に出演できてとても光栄です」と満足そうに心境を話した。

また会見中、記者から「素敵な靴下ですね」と今日のファッションについて指摘されると、ザックは「服と合ってないことに今気付きました。恥ずかしい!」と言いながらも、司会者から「それがハリウッドスタイルなのかと、さすがだなと思いましたよ」とそのセンスをほめられると、「そうなんです。これがカリフォルニアスタイルなんです(笑)」と少し照れた笑顔を浮かべながら、水色のパステルカラーの靴下をチラつかせた。

そして最後に日本のファンに向けて、「今年はとにかく大変な一年だったと思います。この映画を通して、愛と希望をの大切さや前に進む姿勢を感じてもらって、新たな一年を迎えてほしいです。幸せな一年にしてほしいです」と心を込めてメッセージを贈ってくれた。

『ハイスクール・ミュージカル』(06)の人気アイドルから次第に実力をつけ、確実にステップアップしていくザック・エフロン。彼の成長した姿はもちろん、ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーなどベテラン勢の名演、また先日デミ・ムーアとの離婚を発表したアシュトン・カッチャーや大きくなったアビゲイル・ブレスリンの出演など、見どころ満載の『ニューイヤーズ・イブ』。一年で最も華やかな一晩の物語を、是非で劇場で堪能してもらいたい。【取材・文/鈴木菜保美】

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