拷問、強姦、殺人の嵐! フセインの息子と影武者を描いた『デビルズ・ダブル』衝撃の18禁描写の実態は?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
拷問、強姦、殺人の嵐! フセインの息子と影武者を描いた『デビルズ・ダブル』衝撃の18禁描写の実態は?

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拷問、強姦、殺人の嵐! フセインの息子と影武者を描いた『デビルズ・ダブル』衝撃の18禁描写の実態は?

イラクの独裁者サダム・フセインの長男ウダイ・フセイン。彼の影武者だったラティフ・ヤヒア氏の自伝をベースに、狂気の限りを尽くす男の姿を描き出した衝撃作『デビルズ・ダブル ある影武者の物語』が、“13日の金曜日”である1月13日より公開となった。本作は18歳未満が鑑賞できないR18+指定がされているのだが、このことを知らずに劇場で驚いた方も多いのではないだろうか?

そんな事実も、映画を見れば誰もが納得してしまうだろう。スクリーンには、ウダイが繰り広げる残忍でおぞましい行為の数々が映し出されるからだ。気に入った女性であれば、通りを行く女子高生であろうと結婚式中の花嫁であろうと強引に拉致してきて、欲望を果たす鬼畜ぶり。破壊衝動を満たすために拷問を行い、映像をコレクションしたりと、とにかくすさまじいのだ。ゴア描写に慣れている人はあまり抵抗がないかもしれないが、内臓が飛び出す場面もあり、耐性がない人は思わず目を背けてしまうことだろう。

しかも驚くべきことに、映画の中で描かれているのは残虐なエピソードの一部に過ぎないという。R18+指定されるほどの内容で、映像は十分に抑えられた表現だという。それなら現実はどれほどのことが起きていたのか、想像するだけで恐ろしくなってしまう。

もちろん、際どい場面ばかりではなく、『007 ダイ・アナザー・デイ』(03)のリー・タマホリ監督によるダイナミックなアクション演出や、ウダイと影武者ラティフ氏という正反対な人物を一人二役で見事に表現し、ベルリン映画祭とサンダンス映画祭で絶賛されたドミニク・クーパーの鬼気迫る演技など、映画としても高いクオリティを誇っている点にも注目してもらいたいところだ。凄惨な描写が苦手な人も、勇気を振り絞る価値は十分にあるはずなので、是非挑戦してみてほしい。【トライワークス】

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