ゴールデングローブ賞ベストドレッサーはV2達成のハリウッドクイーンの頭上に!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ゴールデングローブ賞ベストドレッサーはV2達成のハリウッドクイーンの頭上に!

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ゴールデングローブ賞ベストドレッサーはV2達成のハリウッドクイーンの頭上に!

現地時間1月15日に開催された第69回ゴールデングローブ賞では、アンジェリーナ・ジョリー、シャーリーズ・セロン、ルーニー・マーラ、ケイト・ウィンスレットたちがレッドカーペットに登場。自らが『エビータ』(96)でコメディ・ミュージカル部門で主演女優賞を受賞し、翌年に『恋愛小説家』(97)で主演男優賞を受賞したジャック・ニコルソンにトロフィーを渡して以来、何と24年ぶりとなるマドンナがラストを飾った。

ノミネート者のほかにも、主演作が目白押しで注目のケイト・ベッキンセール、エマ・ストーン、二コール・キッドマン、そして産後初なるナタリー・ポートマンなど豪華キャストがプレゼンターとして登壇、例年にも増して豪華なキャストが勢ぞろいした。

今年は昨年の“グリーン”ほどの際立ったトレンドはなかったが、ウェディングドレスを彷彿とさせる、白、ベージュ系のブラッシュカラーにレースやスパンコール、オーガンジーをあしらったドレスやドレープ、マーメイド型が多く見受けられらた。その一方で、エッジの利いたメタリック、光沢のある青、ビビットな黄色、そして定番の赤や白黒など、バラエティーに飛んだファッションが楽しめた。また、例年になくヘアバンドにも注目が集まっていたようだ。これだけのファッションアイコン、しかも世界でも指折りの美を誇るハリウッド女優たちが勢ぞろいするとあって、プロでもなかなか審判を下すのは難しいようだが、米テレビ番組E!が選んだ今年のベストドレッサーは昨年に引き続き、ハリウッドの女王アンジェリーナ・ジョリーの頭上に輝いた。

過去にはスーツ姿など奇抜なファッションも見られたが、ブラッド・ピットと知り合ってからは、ファッショナブルないでたちで常に注目を集めているアンジェリーナ。日頃はシックでシンプルな黒を身に着けることが多いが、昨年のGG賞ではアトリエ ヴェルサーチの長袖のビビットなグリーンのスパンコールのドレスという、想像を超えたファッションが話題を呼んだ。今年はブラッドが主演男優賞にノミネートされているため、外国語映画賞にノミネートされている監督としてのアンジェリーナがどのようなスタンスで賞に望むのかも大きな関心事となっていたが、今年も期待を良い意味で大きく裏切ったようだ。

今回もアンジェリーナは、アトリエ ヴェルサーチのドレスを選んだが、大方の予想通り、デザインは片肩のシンプルなデザイン。しかし、襟元に鮮やかな赤が入った白のサテンのドレスに、口紅と小さなクラッチバッグも赤で統一し、白と赤のモノトーンというクラッシックな演出は圧巻だった。また髪を下ろしていた昨年とは違って、頭を引き詰めてアップにしたことで、大きな瞳と赤い口紅が引き立つ唇が一際強調されており、「ボディラインが全て出てしまう着こなしが難しいサテンを完璧に着こなしている、まさにアンジェリーナしかできないファッション」と、言いたい放題のE!のファッション評論家たちをうならせた。

また、惜しくも1位は逃したものの、ディオールのオートクチュールのペールベージュの一風変わったデザインのドレスを着たシャーリーズ・セロンの評価も高かった。片側の腰の部分だけ大きなリボンがあしらわれたドレスからのぞく見事な脚線美と、大きく開いた胸元、片方にボリュームをまとめたカールした髪にカルティエのダイアのヘアバンドというスタイルは想定外のファッションで、「元モデルをしていたシャーリーズの完璧なボディにしかフィットしないユニークなスタイル」というのが大方の見方だったが、全体的にモノトーンで顔色が悪く見えるという一部の評価もあり、惜しくも1位の座は逃してしまったようだ。

ファッションはある程度、個人的な趣向もあるが、米テレビ番組アクセス・ハリウッド、Usウィークリー誌、ピープル誌などのメディアの意見を総称しても上記のふたりがダントツ。そして、他に総称して評価が高かったのは、リース・ウィザースプーンのザック ポーゼンのマーメイド型の赤いドレス。フォーマルな席でありながら、まとめていないシンプルな髪形とメイクがドレスにマッチしているとの評価だった。またケイト・ベッキンセールのロベルト カヴァリのドレスは、ウェディングドレスをイメージさせるスパンコール入りのクラッシックなドレスだが、胸元の見せ方が完璧で、男女共にアピールできるセクシーさを兼ね備えているファッションと高い評価を得ている。

夫キース・アーバンとおそろいのヴェルサーチで、Vストライプ型のドレスに金髪のロングヘアで現れた二コール・キッドマンは、やはり永遠のファッションアイコンとしてメディアの注目を集めたほか、昨年サーモンピンクのカルバン・クラインの超シンプルなドレスで話題を呼んだエマ・ストーンは、今年はがらりとイメージチェンジを図り、1920年代を想起させるランバンのエッジの利いたワインカラーと赤系のドレスで注目を集めたほか、二コール・リッチーのメタリックシルバーのジュリアン・マクドナルドのドレス、サルマ・ハエックのメタリックな黒と金のグッチのドレス、そして、他のセレブとは一線を画し、独特なテイストで自分スタイルを作ってしまうティルダ・スウィントンのハイダー・アッカーマンのドレスも(リーゼントのヘアスタイルはさておき)、フェミニンでなかなかの評価を得たようだ。【NY在住/JUNKO】

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