日本人俳優初!渡辺謙がスイス・ダボス会議に出席、日本の現状を世界へアピール|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
日本人俳優初!渡辺謙がスイス・ダボス会議に出席、日本の現状を世界へアピール

映画ニュース

日本人俳優初!渡辺謙がスイス・ダボス会議に出席、日本の現状を世界へアピール

2010年6月に地球に帰還した小惑星探査機はやぶさで、歴史的偉業を成し遂げた日本の科学者や技術者たちと、それを見守った人々の姿を描いた物語『はやぶさ 遥かなる帰還』(2月11日公開)。本作で主演を務める渡辺謙が現地時間1月25日、世界経済フォーラムから正式招待を受け、スイス・ダボスで開催された年次総会でスピーチを行った。日本人俳優がスイス・ダボス会議に正式招待されるのは初めてのこと。

この会議は管直人前総理をはじめとする政府要人、世界のVIPが一同に介し、各国の経済状況や環境問題などを議論する会議となり、今年の日本代表として渡辺謙が出席した。3.11という苦境を乗り越え、復興を果たそうとしている日本の現状を世界へアピール。スピーチを終えた渡辺は、「違う檻の中に入れられた感じですが、伝えたいことはきっちり伝えられた」と話し、印象に残っている質問には、「あの震災後にどういうふうに日本は規律を守れたか、それはどういう理由なのか」と問われたことを挙げ、「彼らの行動、考え方を受け止めた時に、伝統的なコミュニティの強さがそれを守らせたんだと言ったら、なるほどと得心していただきましたね」と振り返った。その翌日、1月26日には現地劇場のキノ・アルカデンで海外マスコミとVIPを招待した本作のダイジェスト映像や、東日本大震災関連ドキュメンタリーなどの上映会が行われた。

2日間の行程を終え、渡辺はダボス会議に出席した一番の目的を「今までやってきた活動、今まで被災地の方々とできるだけ寄り添って、彼らの心根みたいなものをできるだけ他の地域の方々ですとか、外国の方々にも知っていただきたいということが目的だった」と語り、「ダボスでも一つ達成できたのかなという気はしています」と心境を吐露した。【Movie Walker】

作品情報へ

関連作品