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第84回アカデミー賞のハリポタ無視を米メディアが批判!

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第84回アカデミー賞のハリポタ無視を米メディアが批判!

ハリポタシリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、ワーナー・ブラザーズが総力を挙げて第84回アカデミー賞ノミネートに向けたキャンペーンを行っていると報道されていたが、やはり最後の最後まで主要部門では無視される結果に終わった。

これを受け、なぜか『ハリポタ』の本国である英国ではなく、米国のメディアがアカデミーへの批判記事を続々と発表している。「『ハリポタ』が主要部門で一つでもノミネートされていれば、アカデミー賞のステレオタイプを壊すことになり、多くの映画ファンがいびきをかいて寝てしまうだろう賞レースを盛り上げることになったのに」とMTV.comが書けば、ニューヨーク・ポストは「このノミネーションのリストを見れば、今年の授賞式は、それでなくとも崩壊寸前のアカデミー賞テレビ中継の最悪の視聴率に近い数字を記録するのは間違いない」と辛辣に書いている。また、NBC New Yorkのブログは、「『ハリポタ』は、ハリウッド版クィディッチW杯で負けたようなものだ。映画館に足を運ぶ若者たちに愛されているシリーズを冷たくあしらったことで、ハリウッドは自ら不幸の元凶を作った」と書いている。

一方、英国のメディアでは、イギリスの二大映画誌であるエンパイアとトータル・フィルムの2011年ベスト映画ランキングで、両誌から1位に選ばれた『ドライヴ』と、その主演俳優のライアン・ゴズリングが主要部門で無視されていることへの批判が多く、『ハリポタ』についての言及はほとんどない。【UK在住/ブレイディみかこ】

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