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キーラ・ナイトレイ、Skypeでセックスシーンの表情を練習

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キーラ・ナイトレイ、Skypeでセックスシーンの表情を練習

デイヴィッド・クローネンバーグ監督の『ア・デンジャラス・メソッド(原題)』(日本公開未定)で過激なSM描写を演じているキーラ・ナイトレイは、ビデオ通話のできるSkypeを利用して、同監督にセックスシーンの表情を見せながら演技の練習を行ったと英紙ザ・サンに語っている。

同作は二大精神科医のカール・ユングとジークムント・フロイト、そしてマゾヒスティックな性的傾向を持つ女性患者、サビーナの関係を描いたもので、キーラはサビーナの役を理解するために、心理学者と会って話を聞いたという。「『セックスや、そういう類の行為は、エネルギーを放出するためのものです』と言われたの。だから、それを参考にして、二日間、バスルームに座って自分でいろんな表情を作ってみたの。どういう顔をすれば良いのか研究するために」というキーラは、その後、クローネンバーグとビデオ通話を行い、自分が作ってみた複数の表情を同監督に見せながら、セックスシーンの演技を研究したという。

クローネンバーグ監督といえば、『ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス』(05)の撮影時には、自分の妻を撮影現場に呼び出してセックスシーンの実演指導を行ったという逸話もある監督。ビデオ通話でのキーラへの演技指導もさぞ盛り上がっただろうが、キーラは過激な性描写に最初は気が進まず、降板も考えたという。「監督はそのシーンを削除しようかと言ったわ。でも、それは不可欠なシーンで、彼らの関係を考察するうえで、観客に見せなければならない重要な場面だと気づいたの」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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