マリリン役のミシェル・ウィリアムズ、故ヒース・レジャーの忘れ形見の娘の感動的なエピソードを披露|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
マリリン役のミシェル・ウィリアムズ、故ヒース・レジャーの忘れ形見の娘の感動的なエピソードを披露

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マリリン役のミシェル・ウィリアムズ、故ヒース・レジャーの忘れ形見の娘の感動的なエピソードを披露

マリリン 7日間の恋』(3月24日公開)でマリリン・モンロー役を演じたミシェル・ウィリアムズが初来日し、3月14日にマリリンも宿泊したことがある帝国ホテルで記者会見を開催。ファッションアイコンとして知られるミシェルは、赤のバレンチノのドレスと、ジュゼッペ・ザノッティの靴で登場。「コンニチハ! ゲンキ?」と日本語で挨拶した後、お気に入りの日本語について「モシモシ」だと教えてくれた。

記者会見が行われたのは、マリリンが野球選手ジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に立ち寄った帝国ホテルだ。また、本作では『王子と踊り子』(57)で第3助監督を務めた年下の英国人青年とマリリンとの純愛が描かれるが、本作でも『王子と踊り子』と同じスタジオや、マリリンが滞在したホテルなどで撮影が行われた。ミシェルは「『王子と踊り子』にマリリンが出演したのも私が本作に出演したのも30歳の時、撮影も同じパインウッド・スタジオで、マリリンが使った楽屋も使わせてもらったし、ロケも実際にマリリンが行った場所でたくさん行ったの。だから、帝国ホテルで会見ができるのも幸運な巡り合わせだと思うわ」。

マリリンの出演作で一番好きな映画は『お熱いのがお好き』(59)だという。「一本を選ぶのは苦渋の選択ね。でも、本作はマリリンが最高の状態で撮った作品だと思うし、自分の中で何度も繰り返し見ても飽きない一本だから」。また、シャネルNo.5の香水をまとって寝たというマリリンにちなみ、「昨日は何をまとって寝ましたか?」という質問について、ミシェルは「それは世界で数人の人しか知らないことよ。秘密です」と語った。

会見では、故ヒース・レジャーの忘れ形見である6歳の愛娘マチルダ・ローズの感動的なエピソードも紹介された。「昨年の3.11には娘もショックを受け、『何か日本のためにできることはない?』って聞かれたので、(寄付をするための)ガラス瓶を置くことにしたの」というミシェル。そこにマチルダがお手伝いをしたりすると、ミシェルがお小遣いを入れてあげることにしたのだとか。今回、ミシェルは、お金で一杯になったガラス瓶を、被災者に寄付すべく持参してくれたそうだ。何と素晴らしいことだろう!

会見の終盤では、西山茉希が花束を渡しに登壇。ミシェルを見て「映画の印象よりも小柄で、マリリンと同じような魅力を持ちあわせていらっしゃる」と大感激。劇中で描かれるふたりのロマンスについては「周りにとらわれず、素直な感情で生きるふたりを感じて、私は人間的に好きだし、素敵だなと思いました」と語った。

本作で第69回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞したミシェルは、アカデミー主演女優賞にも2年連続でノミネートされた演技派だ。世界のセックスシンボルと謳われたマリリンの華やかな表舞台はもちろん、あまり知られていない繊細な内面や密かなラブロマンスが描かれる本作で、彼女の魅力を是非とも再確認したい。【取材・文/山崎伸子】

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