妻夫木聡が主演作を「臭くなった絆創膏みたいな映画です」と辛口批評!?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
妻夫木聡が主演作を「臭くなった絆創膏みたいな映画です」と辛口批評!?

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妻夫木聡が主演作を「臭くなった絆創膏みたいな映画です」と辛口批評!?

梶原一騎、ながやす巧の巨匠コンビによって描かれ、これまで幾度となく映像化もされてきた伝説的コミック『愛と誠』。その最新映画版(6月16日公開)のジャパンプレミアが、6月13日に新宿バルト9で開催され、妻夫木聡、武井咲、一青窈らキャスト陣と三池崇史監督が登壇した。

まるで天使のような名家の一人娘・愛と、復讐に生きる不良少年・誠が織り成す運命の恋を熱すぎる(!?)タッチで映し出した本作。劇中で主人公・誠を演じた妻夫木は、「アクション、歌、ダンス、コメディと挑戦ばかりの映画でした。気分は高校生のつもりで挑んだんですけど、やっぱり肉体的にきついですね。雑誌とかだと“わけの分からない映画”って言われていますが、僕はこの作品を“古くなった絆創膏みたいな映画”だと思っています。臭いんだけど、ついつい匂いを嗅ぎたくなっちゃう、みたいな(笑)。今日は楽しんでいってください」と、本作に対する思い入れを話した。

また日中には、三池監督の母校である大阪・常翔学園高校(旧大工大付属高)で先行上映イベントも実施され、大勢の在校生が三池監督や妻夫木らと共に作品を鑑賞した。これについて監督は、「母校がすごい進学校になっていてびっくりしました。たぶん今だったら、僕は入学できなかったんじゃないかな。今日は特別授業ってことで、3年生の皆さんに作品を見てもらったんですけど、明日から試験が始まるのそうなので、もし成績が悪かったら、それは間違いなく我々のせいですね(笑)」と語り、会場を沸かせた。

そんな三池監督のトークの直後、会場には高校生たちが武井に宛てて書いた“誠の愛メッセージ”という500通ものラブレターが届けられ、それらを読み上げるサプライズイベントが。だが、武井が何気なく手に取った手紙には「特にファンじゃないけど、頑張ってください」と書いてあり、会場は大爆笑! 武井は「これ、本当にラブレターですか?」と突っ込みを入れつつ、「でも、この作品が多くの方に楽しんでいただけて、愛してもらえていることがすごく嬉しいです。もし、また三池監督の作品に出させていただける機会があったら、その時は私が監督の母校までご挨拶に行きます」と答えた。

そして、武井演じるヒロイン・愛の母親である早乙女美也子を演じ、本作の主題歌も担当した一青窈は、「私は市村正親さんと夫婦役だったので、劇団四季仕込みの機敏なお芝居を間近で見られたことに感動しました。でも、市村さんと振付師のパパイヤ鈴木さんが、即興で考えられたダンスについていくのはすごく大変でした」とコメント。同ステージで、劇中曲「愛と誠のファンタジア」も披露し、会場を大いに盛り上げてくれた。【六壁露伴/Movie Walker】

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