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水谷豊、韓国で『少年H』クランクアップ!「降旗組での毎日は遠足のようでした」

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水谷豊、韓国で『少年H』クランクアップ!「降旗組での毎日は遠足のようでした」

妹尾河童の同名ベストセラー小説を、水谷豊、伊藤蘭の夫婦共演で映画化した『少年H』(2013年公開)。5月1日に千葉でクランクインして以降、東宝スタジオほか、物語の舞台でもある神戸市内や、茨城での大規模ロケセットでの撮影を含め、京都、奈良、静岡、千葉など全国各地で撮影を行ってきた本作が、7月3日にオールアップを迎えた。

韓国にあるハプチョン映像テーマパーク(1920年代から1980年代にかけてのソウルの街を再現した主にドラマや映画の撮影を目的とした映像テーマパーク)で、映画の冒頭でタイトルバックともなる戦前の神戸・旧外国人居留地のシーンと、空襲後焼け野原と化した神戸という全く異なる2つのシーンを撮影。『ブラザーフッド』(04)や韓国ドラマ「エデンの東」の撮影が行われてきたハプチョン映像テーマパークで純粋な邦画が撮影されるのは今回が初のことだ(日韓共同製作の映画としては『道 白磁の人』がある)。

主演の水谷は、2日にわたりセットを燃やして再現された、空襲後の火と煙が立ち上る焼け野原となった神戸を、茫然と歩くラストカットの撮影を終え、「撮影が終わってしまった寂しい気持ちと、作品が完成するのが楽しみな気持ちを同時に味わっています。降旗(康男監督)組での毎日は遠足のようでした」と、30数年ぶりとなる降旗組での撮影を振り返った。水谷は、空襲後の焼け野原のシーンの撮影について「ここまで大規模な撮影は初めてだったので、演じている時はあまり熱さは感じなかったのですが、終わってみると熱かったなと(笑)。当時がしっかりと再現されているので、いるだけで当時の人の気持ちになれる感じがしました。当時の神戸を再現するベストな場所だったんだなと思いました」と納得の表情を見せた。

水谷は少年Hこと息子・肇を演じる吉岡竜輝から「いつもおやじギャグを言ってくれる楽しいお父さんでした」と、普段のクールなイメージとは一味違う姿を明かされて照れ笑い。親子のような雰囲気を漂わせていた。【Movie Walker】

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