長澤まさみ、森山未來と「一緒になれて良かった」発言にニューヨーカーもドッキリ!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
長澤まさみ、森山未來と「一緒になれて良かった」発言にニューヨーカーもドッキリ!

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長澤まさみ、森山未來と「一緒になれて良かった」発言にニューヨーカーもドッキリ!

7月28日(土)までジャパン・ソサイエティーで開催されている第6回目JAPAN CUTS ジャパン・カッツ!で、昨年の山田孝之に引き続き、最も注目されるアジア人女優に贈られるライジング・スター・アワードを受賞した長澤まさみが、大ヒット作『モテキ』(11)をひっさげニューヨークの舞台に登壇した。

同作は、160万部を突破した久保ミツロウ原作の人気コミック本の映画化で、森山未來扮する31歳の金なし・夢なし・彼女なしの主人公・藤本幸世に突然モテキがやって来るというストーリー。麻生久美子、真木よう子、仲里依紗、そして長澤扮するヒロイン松尾みゆきという4人のタイプの違った女性たちの間で揺れ動く幸世の姿を描いている。森山と長澤は、興行収入85億円を叩き出し、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多数の映画賞を受賞した大ヒット作『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)以来のタッグ。本作では息の合った演技を見せてくれると共に、国民的美少女だった長澤の一皮向けた大人の女性としての魅力が満載で、まさに再ブレイク作とも言えよう。

上映前、自慢の美脚をのぞかせた膝上丈の清楚なワンピースで観客の前に姿を現した長澤は、受賞の盾を受け取ると、「『モテキ』を見ると、皆ハッピーになれます!もっともっとたくさんの方たちに見ていただきたいので、是非周りの方たちに宣伝してください」と映画をPRした。上映中は、満席となった会場から終始笑い声が聞こえ、終了後には大きな拍手が沸き起こる盛況ぶり。映画の中の等身大でキュートな長澤は、日本人のみならず、ニューヨーカーたちの心をぐっと掴んだようだ。

上映後にQ&Aセッションで再び登壇した長澤は、「上映中にしばらくの間、会場で皆さんと一緒に映画を鑑賞していました。日本でも何度も映画館に足を運んだのですが、日本の皆さんは笑うことが恥ずかしいと思うみたいですね。でも、ニューヨークの方々は、監督が『ここで笑ってほしい!』と思っているところでたくさん笑ってくださっていたので、私ももちろんですが、監督もとても喜んでいるだろうなと思うととても嬉しかったです」と、今回招聘されずに残念がっていたという大根仁監督を気遣うコメントで、ニューヨーカーの反応ぶりを絶賛した。

同作のヒロインに抜擢された長澤は、みゆきを演じるに当たって、どのような役作りをしたのだろうか。「漫画のファンで、テレビドラマも見ていました。主人公の幸世の、頭で考えていることと行動が違うとか、不器用なところが自分に似ていて、可愛いと思って好きだったんです。さらに、原作者は女性なのですが、『実は自分を幸世に投影させている』と伺って、とても納得できたし、ますます気に入りました」「今回の脚本は映画のために書き下ろされたものなんです。私がみゆきを演じるに当たり、監督から『私のことを知りたい』と言われて色々話したので、等身大の自分が取り入れられているんです。『自分に自信がない、人から見ると元気で突っ込みようのない人間に見えても、実は自分には何もない。自分に満足していなくて、一生懸命努力している自分』みたいなのが、そのままキャラクターに投影されているんです。だから、役作りというよりも、映画と一緒に自分も成長していけたという感じです」と語ってくれた。

また二度目のタッグとなった森山については、「8年前に共演した『セカチュー』で森山さんとはとても相性が良いと思っていました。すごく素敵な方だし、楽しいし、色々勉強にもなりましたが、一作目も『モテキ』も、“ふたりの人生が変わった作品”という意味で、私たちにとっては特別な意味を持つ作品なので、同志みたいな感じもします。うまく言えなくなっちゃった」と笑った。

また『モテキ』の中で一番好きなシーンについては、「色々あって迷ってしまうけれど、最後のシーンかな。『セカチュー』では、私は白血病で死んじゃう役で、ふたりが離れ離れになってしまったから、片方がいなくなって寂しい思いをしていたと思います。それが8年という時を経て、今回違う作品ではあるけれど、ふたりが一緒になれたことは、とても嬉しかったです」と、森山との仲の良さをアピール。

あまりの仲の良さに、ニューヨーカーたちは私生活でのふたりの関係を疑ってしまったようだが、「これはあくまでも仕事上のパートナーとしての話ですよ。森山さんの私生活のことは全く知りません」とはっきり答え、会場の笑いを誘っていた。

観客から『SAYURI』(05)の主役で日本人芸者を中国人女優のチャン・ツィイーに奪われたことについて、「日本人女優がハリウッドで進出できないのは、英語がしゃべられないからではないか?」という厳しい質問が飛ぶと、「英語、頑張ります」と小さな声で答えた。長澤はハリウッドに数多くの好きな女優がいるそうだが、なかでも特にキルスティン・ダンストのファンだという。ニューヨークの舞台に登壇したことをきっかけに、日本人女優として世界に羽ばたく日に期待したい。【取材・文 NY在住/JUNKO】

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