『カフーを待ちわびて』の玉山鉄二&マイコ舞台挨拶 1/2|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『カフーを待ちわびて』の玉山鉄二&マイコ舞台挨拶 1/2

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『カフーを待ちわびて』の玉山鉄二&マイコ舞台挨拶 1/2

■脚本をお風呂で読み、感動のあまり出られなくなった。(玉山鉄二)

沖縄の美しい景色を背景に、1枚の絵馬を通じて出会った男女のピュアな愛を描く『カフーを待ちわびて』2/28公開)。

本作は、第1回日本ラブストーリー大賞に輝いた同名小説の映画化作品。本作の公開を前に、舞台挨拶付きの一般試写会が大阪のなんばパークスシネマで行われ、主演の玉山鉄二&マイコ、中井庸友監督、そして原作者の原田マハが登壇。観客は“カフー”(沖縄の方言で“幸せ”など)の到来を拍手で迎えた!

沖縄の小さな島で雑貨店を営む恋に不器用な青年・友寄明青(ともよせあきお)役に抜擢された玉山。彼は脚本を読んで大いに感動したという。

「この台本を仕事先の中国のホテルでお風呂に入りながら読んだんです。そうしたら、涙が止まらずにお風呂から出られなくなってしまったほどで…」

さらに「明青はすごくピュアな青年で、自分に演じられるのかなと不安に思ったりもしました」と、オファーを受けた時の心境を振り返った。中井監督も「明青はあまり抑揚のない人間なので、玉山くんには“それはやりすぎないほうがいい”とチクチクと言っていたので、大変だったと思います…すみませんでした(笑)!」と冗談を交えつつ、役を見事に演じきった玉山を大絶賛した。

相手役で、絵馬を通じて東京から明青のもとへやって来る謎の女性・幸を演じるのは「山のあなた 徳市の恋」(2008)のヒロイン役で一躍注目を浴びたマイコ。彼女から見た玉山とは…?

「最初はものすごくクールな方だと思っていたんですが、実際はものすごくユーモアのある方で、現場を盛り上げてくれるムードメーカーでした」

そんなマイコの言葉を受けて玉山は「えっ? これって僕のことを話す会なんですか(笑)?」と照れつつも「マイコさんは真面目でいつも目をランランとさせていて...。それに、いろんなものを吸収して、それを(お芝居に)出す“スポンジ”みたいな女性だと思いましたね」と、彼女の印象を語った。また、原作者の原田は「原作では明青をかなり情けなく描いているので、玉山さんがキャスティングされたと聞いた時は驚きましたね。だけど、とても情けないけどかわいいヤツにしてくださったと思います。マイコさんはそこにいてくれるだけで十分というくらい本当にステキに演じてくださって...ありがとうございます!」と大満足の様子だった。※2/2に続く【リワークス・橋本真衣】

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