個性派俳優ベニチオ・デル・トロが切り取ったハバナの美しさに見ほれる!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
個性派俳優ベニチオ・デル・トロが切り取ったハバナの美しさに見ほれる!

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個性派俳優ベニチオ・デル・トロが切り取ったハバナの美しさに見ほれる!

“カリブ海の真珠”とも称されるキューバの首都ハバナ。この美しい街の多面的で奥深い魅力を映し出したアンソロジー『セブン・デイズ・イン・ハバナ』が8月4日から公開されている。描かれるのは、ハバナの一週間。月曜日から日曜日までの7日間のエピソードを、世界的に活躍する7人の監督が紡ぎ出す。

『アレックス』(02)のギャスパー・ノエ、『アナとオットー』(98)のフリオ・メデム、『バスを待ちながら』(00)のフアン・カルロス・タビオとそうそうたるメンバーが顔をそろえるが、そのなかで異彩を放つのが個性派俳優ベニチオ・デル・トロだ。

ベニチオ・デル・トロが担当するのは、「月曜日 ユマ」。ハバナにやって来たアメリカ人の青年テディが、ドライバーの誘いでキューバの庶民たちの生活を垣間見る。テディは、バーで出会った女性をホテルに誘う。異邦人であるテディの視点を通して、キューバの普通の姿を映し出した好編だ。

『チェ 28歳の革命』(08)、『チェ 39歳 別れの手紙』(08)でキューバと縁がある彼の、商業映画監督デビュー作ということでも注目を集めている。ドキュメンタリータッチで撮影した映像は、リアリティあふれる美しさで、そのなかでこの街の不思議な魅力に翻弄されながらも、忘れられない一夜を過ごすテディの心の変化をユーモアたっぷりに描き出している。

これまでにも監督に挑戦し、高い評価を得た俳優は数多い。実力派俳優としてその地位を確立したベニチオ・デル・トロ。監督としてもその才能を開花させた彼は、これからも映画ファンを魅了していくことだろう。【トライワークス】

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