大泉洋×松田龍平共演『探偵はBARにいる』続編公開が遂に決定!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
大泉洋×松田龍平共演『探偵はBARにいる』続編公開が遂に決定!

映画ニュース

大泉洋×松田龍平共演『探偵はBARにいる』続編公開が遂に決定!

東直己の小説を大泉洋×松田龍平出演で映画化した『探偵はBARにいる』(11)の続編『探偵はBARにいる2』が公開されることがわかった。前作は第24回日刊スポーツ映画大賞の石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞の作品賞を含む7部門を受賞。前作では「ススキノ探偵」シリーズ2作目「バーにかかってきた電話」を映画化したが、本作では同シリーズ5作目「探偵はひとりぼっち」を映画化する。

酒好きで美人に弱く、すすきのと仲間を愛し、たとえ自分が傷だらけになっても依頼人を最後まで守る探偵を演じる大泉。地元・北海道を舞台とした映画の主演を務めた一作目は、コミカルで三枚目、でも格好良い探偵のキャラクターと自身が見事に合致し、彼の代表作となった。松田は、喧嘩はめっぽう強いが、いつも探偵のピンチに遅れて来るマイペースな相棒・高田を演じる。

探偵行きつけのショーパブの従業員で友達の、オカマのマサコちゃんが殺された。マサコちゃんは手品が得意で、マジックコンテストの全国大会に出場。2日前にその祝賀会を高田や仲間のみんなで祝ったばかりだった。なかなか進まない捜査の中、探偵の耳に「マサコちゃんは政界の闇に触れたから殺された」という噂が入る。時を同じくして、探偵を尾行してきたと、ある女から受けた事件究明の依頼。友達の死に隠されたものを調べるため、再び探偵と高田は疾走する。

9月25日に札幌でクランクインを迎え、松田は「緊張感は思ったよりない感じですね。前作で高田ってどんな人物だったかな?と、もう1回(前作を)見ようかとも思ったんですけど、あえてつなげる必要はないかなと。また新しい作品をやるような気持ちで現場に入りましたね」と清々しく語る一方、大泉は「本当に龍平君は実に自然に入ってきますね。僕は久々なので緊張感がありました」と心境を明かした。

前作では、雪の中でのアクションシーンなど、激しいシーンの撮影が多かったが、本作のアクションシーンについて、大泉は「今回はひどいですね!馬鹿じゃないの?っていう。アニメじゃないんだから!こんなことできないですよ(笑)!僕はジャッキー・チェンじゃないんですから。車から車に飛び移るとか、どうするんでしょうね?」と嘆き、「前作を超える壮大なアクションが盛り込まれております。今回こそは全編CGでお届けしたいと思っております!はあ…アクション嫌だなあ」とぼやいた。松田も「アクションシーンは増えてると思いますね。え?これやるの?っていうようなことが、さらっと台本に書かれてるので。下手したら見逃すくらいの(笑)。さらっと書いてあるんだけど、よく見たらすごいこと書いてある、みたいな。大変そうですけど、面白くなりそうです」と期待を寄せるものの、「無理なものは無理って言おうかなと思っています(笑)」と宣言。

前作との違いを、大泉は「前回よりももう少しロードムービー的な要素があるんです。探偵と高田とヒロインが1つの車で旅をする。そこでの友情じゃないけど、そういう楽しさがあるんじゃないですかね。なかなか大人になると車でそういう旅ってできなくなるじゃないですか。別に探偵はしたくてするわけじゃなく、追われているのですが。でも、青春を思い出すような、そのロードムービー感が懐かしくて、大人のふとした、そういうドライブが素敵なんじゃないですかね」と語る。松田は「『探偵はBARにいる』独特の雰囲気、少しだけアングラ感というか、華やかな世界とはちょっと違う世界観みたいなものは出るんじゃないかなと思っています」と脚本の印象を話した。

脚本は、前作に続き、ドラマ「リーガルハイ」の脚本でも記憶に新しい古沢良太と、プロデューサーも務める須藤泰司。メガホンを握るのは、前作に続き、『臨場 劇場版』(12)、『相棒シリーズ X DAY』(2013年春公開)の橋本一監督。『探偵はBARにいる2』は11月上旬クランクアップを予定、2013年5月11日(土)公開だ。【Movie Walker】

作品情報へ