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あまりに過激すぎてR18指定になったマタニティムービーって!?

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あまりに過激すぎてR18指定になったマタニティムービーって!?

女性なら誰でも愛する人との子供をほしくなるものだろうだが、現実はお金もかかるし、妊娠中は体調の変化も激しいというし、もちろん出産そのものに対する不安もあるはずだ。12月22日(土)より公開の『理想の出産』は、ヒロインが妊娠し、出産するまでの不安や葛藤を赤裸々に綴ったフランス発のヒューマンドラマだが、あまりにも赤裸々なために、映画倫理委員会から成人映画と同レベルにあたるR18+指定を受けてしまった作品なのだ。

原作はミステリー小説などで知られるフランスの作家、エリエット・アベカシスが自身の妊娠出産体験を綴り、ベストセラーになった小説で、『アデル ファラオと復活の秘薬』(10)のルイーズ・ブルゴワンがヒロインを熱演している。ヒロインのバルバラがレンタルビデオ店のイケメン店員ニコラと出会い、同棲を始め、やがて妊娠が発覚。以降、お腹はどんどん大きくなるものの、ニコラは相手にしてくれずに悶々としたり、様々な苦労を抱えつつも、出産の時を迎えて、というストーリー。

映倫が問題にしたのは、バルバラがニコラの上に乗ってする、いわゆる騎乗位での激しいセックスシーンだ。また、妊娠中の悶々とした友人とのガールズトークも度を越していたり、友人と一緒に犬の形をした大人のおもちゃを物色するシーンなども盛り込まれていて、これまでの妊娠出産ものよりも、妊婦が抱えるトラブルをリアルに描写しすぎてしまっているのだ。

妊娠すると胸が大きくなったりという、体型の変化もリアルに再現し、ヌードシーンも盛り込まれている本作。いわゆる、当たり障りのない、ハートウォーミングなマタニティムービーとは一線を画しているが、妊婦にとってはより深く共感できる作風に仕上がっているので、R18とはいえ、妊娠している人や、出産の不安を抱える人にこそ是非とも見てほしい一本だ。【トライワークス】

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