知性派なのに問題児!?ハリウッドの異才に見初められた14歳って?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
知性派なのに問題児!?ハリウッドの異才に見初められた14歳って?

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知性派なのに問題児!?ハリウッドの異才に見初められた14歳って?

脳科学者の茂木健一郎やロザンの宇治原史規が会員のメンサをご存知だろうか?全人口のうち、上位2%のIQ(知能指数)の持ち主が所属できる国際的グループなのだが、そんな選ばれし団体のメンバーがスクリーンデビューを飾っていた。彼女の名前はカーラ・ヘイワード。初のアニメ作品『ファンタスティック Mr.FOX』(09)が話題を集めた異才ウェス・アンダーソン監督最新作『ムーンライズ・キングダム』(2月8日公開)で小さなヒロインに扮している。

舞台は1960年代、アメリカの小さな島。12歳の少年と少女による駆け落ちの行方と、小さな恋の物語に翻弄される島民たちの騒動を描き出す。恋の逃避行を実行する、問題児スージー役をオーディションで勝ち取ったカーラも当時は12歳。ミニのワンピースに白いハイソックス、レトロなビキニなど、劇中で披露するファッションはノスタルジックでいてロリータテイスト。しかし、その瞳はどこか物憂げで、ちょっぴり大人びた彼女の表情と衣装とのミスマッチが何とも絶妙なのだ。同じく本作がデビューとなった相手役ジャレッド・ギルマンと共に、ブルース・ウィリスやエドワード・ノートンら、名だたるベテラン共演陣を相手に、初々しくも堂々たる演技で見る者を引き込んでいく。

第18回放送映画批評家協会賞の若手俳優賞にもノミネートされ、女優としてのキャリアを築き始めたカーラ。子役出身で知性派と言えば、現役でハーバード大学に合格したナタリー・ポートマンが有名だが、現在14歳にしてメンサのメンバーであるというお墨付きのカーラは果たして?もちろん、これからの彼女の選択次第だが、デビュー作公開後、日本でも次世代インテリ女優候補の一人として認知されるのは間違いなさそうだ。【トライワークス】

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