アン・リーがアンジェリーナ・ジョリーのクレオパトラで監督か?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
アン・リーがアンジェリーナ・ジョリーのクレオパトラで監督か?

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アン・リーがアンジェリーナ・ジョリーのクレオパトラで監督か?

『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(1月25日公開)で第85回アカデミー監督賞にノミネートされているアン・リー監督が、アンジェリーナ・ジョリーがクレオパトラに扮するタイトル未定のプロジェクトの、最有力監督候補に挙がっていることが明らかになった。

Vulture.COMなどの情報によれば、アン・リー監督が「脚本を読んだところです。良い脚本だと思いました」とハリウッド・レポーター誌に語ったそうだが、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』の監督を務めることを決めた際も同じリアクションをしていることから、アン・リー監督がメガホンを取る可能性が高まってきた。

同作は、ステイシー・シフ原作の「Cleopatra: A Life」の映画化で、2010年6月に『ノーカントリー』(07)や『ソーシャル・ネットワーク』(10)など、数多くの名作の製作を手がけているスコット・ルーディンがアンジェリーナ主演でプロジェクトをスタートさせた。

当初はジェームズ・キャメロン監督に白羽の矢が立ったが、『アバター』シリーズの続編2作の製作が決まっていたことからスケジュールの都合で折り合いがつかず、2011年1月時点では、『ボーン・アルティメイタム』(07)のポール・グリーングラス監督の可能性が高まったが、3月には降板が発表された。その後、ソニーは『ソーシャル・ネットワーク』と『ドラゴンタトゥーの女』(11)でタッグを組んだデヴィッド・フィンチャー監督との交渉に入った。しかし、昨年8月にデヴィッドとの交渉が決裂したことが発表され、その後は具体的に監督候補の名前が挙がっていなかった。

アン・リー監督は、『グリーン・ディスティニー』(00)で第73回アカデミー監督賞にノミネート、『ブローク・バックマウンテン』(05)で第78回アカデミー監督賞を受賞している実力者。過去にエリザベス・テイラーが扮したエロティックなクレオパトラではなく、権力者としての新たな一面を前面に押し出す大作と言われているだけに、アン・リー監督に決まったならば、その手腕に大いに期待したい。【NY在住/JUNKO】

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