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裏方だけじゃ物足りない!?スクリーンに登場する名監督たち

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裏方だけじゃ物足りない!?スクリーンに登場する名監督たち

4月5日(金)公開の映画『ヒッチコック』で、主人公として描かれる映画監督アルフレッド・ヒッチコック。サスペンス映画の神様として1940年から1960年代にハリウッドで一世を風靡した彼だが、自身の映画作品の多くにカメオ出演することでも有名だった。『下宿人』(26)で、出演予定の役者が撮影現場に現れなかったため、自らが代役となったのだが、それ以降もカメオ出演を続け、いつしか“どのシーンで、どの役で監督がカメオ出演するのか”を発見するのを楽しみとするファンが続出したのだ。

そんなヒッチコックに倣ってか、自作へのカメオ出演はもとより、俳優としてスクリーンに登場する監督が数多く存在する。近年で最も有名なのは、現在公開中の『ジャンゴ 繋がれざる者』にも出演しているクエンティン・タランティーノ監督。彼は『デスペラード』(95)など、友人のロバート・ロドリゲス監督作にもよく登場していることで知られている。

また、映画監督としての才能だけでなく、その出で立ちや存在感を買われ、純粋に俳優として映画に出演する監督も。『エッセンシャル・キリング』(10)のイェジー・スコリモフスキー監督は『イースタン・プロミス』(07)や『アベンジャーズ』(12)に、『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』(10)のヴェルナー・ヘルツォーク監督は、トム・クルーズ主演『アウトロー』(公開中)でストーリーの鍵を握る重要キャラクターのザックをミステリアスに演じ、不気味な存在感が高い評価を得ている。

多才ゆえに裏方ながらカメラの前に立つことを求められてしまう監督たち。彼らの演者としての魅力に注目するのも映画の楽しみ方の一つと言って良いだろう。【トライワークス】

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