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第66回カンヌ国際映画祭のワーストドレッサー賞は?

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第66回カンヌ国際映画祭のワーストドレッサー賞は?

現地時間5月15日から開催されていた第66回カンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩いたセレブの中で、ワーストドレッサー賞をデイリー・メール紙などの情報を基にまとめてみた。

今回のワーストドレッサー賞には常連も多いが、ワーストに選ばれたふたりは、通常はベストドレッサー賞に選ばれるファッションアイコンだ。

ジュリアン・ムーアが着ていたトップスが黒、ボトムスがサテン生地の薄いパープルのディオールのシンプルなデザインは、一見トレンドに見えるが、ボトムスのデザインが全く身体にフィットしていない広がりすぎたデザインで、太って見えることや、本人は気付いていなかったようだが、小指がはみ出したきつそうなサンダルヒールも大不評だった。

また、ボトムスがふんわりしたデザインのアルマーニのネイビーブルーのドレスを着たミラ・ジョヴォビッチのドレスは、ジュリアンと同様に布が多すぎることで、ボディラインの美しさが台無しになり、野暮ったい印象を与えてしまったようだ。

失敗作と言われているのは、他にはレースのドレスのボトムスの裾に白鳥の羽をあしらったマラケッサのドレスを着ていたジェシカ・ビール。白鳥ドレスを着ていたビョークが、「アカデミー賞の歴代ワーストドレッサー」に選ばれていることから考えても、白鳥ドレスはレッドカーペットには不向きのようだ。

ナオミ・ワッツはベストドレッサーに名を連ねることが多いが、今回着ていた黒地に花柄のドルチェ&ガッバーナのドレスは、時代遅れでナオミの良さを引き出していないという理由で評価が低かった。

過剰露出でワーストドレッサーの常連となっているナンシー・デロリオは、今回もネイビーと白のラメ入りドレスの脇から乳房がはみ出しており、不評だった。そして今回、過剰露出が最も話題になったのはエヴァ・ロンゴリアだ。エヴァは、右脚に大きくスリットの入ったエメラルドグリーンのヴェルサーチのドレスで舞台下から階段を上がる際、雨だったため、ドレスの裾を濡らさないように右手で太ももまで裾をまくり上げていたが、スリップしてバランスを崩し、ドレスをまくり上げすぎて恥部を露出してしまうという失態をやらかしてしまい、せっかくのドレスが台無しとなってしまった。

また、アスリートから女優に転身した義足のエイミー・マリンズと、アメリカ社交界で活躍するソーシャライツのオリヴィア・パレルモのアニマル柄のドレス、ロシア人女優のエレーナ・レニーナの風変わりなデザインのドレスとヘアスタイル、ボリウッド女優のソナム・カプールの白く広がったドレスに紫のバラをあしらったドレスは、トイレットペーパーのようだと不評だった。

他には、レアル・マドリードでも活躍したブラジルのサッカープレーヤー、ロナウドの恋人でスーパーモデルのイリーナ・シェイクのきらびやかな赤いドレスや、ケイト・ハドソンの母親でアカデミー女優ゴールディ・ホーンが着ていた黄色いナイロンのフワフワドレスは、ビッグ・バードのようで安っぽいとう評価が下された他、メルB(メラニー・ブラウン)のネイビーブルーのドレスはあまりにきつそうで見苦しい、ハイディ・クルムのオーガンジーのドレスはまるでカーテンに引っかかったようだ、そしてクリステン・スチュワートと浮気した夫ルパート・サンダース監督と離婚したリバティ・ロスのバルマンのスカートは、短すぎて露出過剰、との判断からワーストドレッサーに選ばれている。【NY在住/JUNKO】

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