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ヴェネチア国際映画祭出品『風立ちぬ』を最後に宮崎監督引退

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ヴェネチア国際映画祭出品『風立ちぬ』を最後に宮崎監督引退

8月28日(水)より開幕している第70回ヴェネチア国際映画祭、コンペティション部門に宮崎駿監督の新作アニメ『風立ちぬ』が出品。イタリア現地時間9月1日(日)13時より公式記者会見が行われ、スタジオジブリから星野康二代表取締役社長(57)と『風立ちぬ』でヒロイン・菜穂子の声を演じた瀧本美織(21)が出席した。

7月20日(土)の公開以来、公開約1か月過ぎて早くも観客動員万人640万人、興行収入80億円を突破し、日本全国でブームを巻き起こしている『風立ちぬ』。

日本から唯一のコンペティション部門出品作で、世界中に愛されている宮崎駿監督作ということもあり、記者席約270席ある公式会見場は、各国ジャーナリストも集まり大盛況となった。

星野社長の会見によると、『風立ちぬ』の主人公“堀越二郎”は、宮崎駿監督自身が若い頃から研究をし、長年温めていたテーマの一つだったという。しかしながら、「アニメーションは子供も楽しめるもの」という思いからアニメーション化するにあたり、決断に時間がかかったのだとか。さらに、本当のターゲットとしては若い人に向けた作品だという。

また、星野社長は宮崎駿監督について「『ポニョ』『ハウル』『風立ちぬ』と、宮崎監督のエネルギーは、その泉はまだまだ枯れないな、というのが個人的な感想です」と絶賛した。

そして、会見の最後に、星野社長から宮崎駿監督の進退についての重大発表があった。「ヴェネチア映画祭には過去に何度も招待して頂きました。宮崎駿はリド島がとても好きです。世界に大変友人の多い宮崎駿に関しての発表をこの場でさせて頂きます。『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿監督は引退することを決めました。来週、宮崎駿本人による記者会見を東京で開きます。したがいまして、引退に関する質問は一切受けるできないことを了承頂ければと思います。くれぐれも皆さんによろしくということです」【Movie Walker】

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