西島秀俊と倍賞千恵子、宮崎駿監督の引退を惜しむ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
西島秀俊と倍賞千恵子、宮崎駿監督の引退を惜しむ

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西島秀俊と倍賞千恵子、宮崎駿監督の引退を惜しむ

福島県会津を舞台にした西島秀俊の主演映画『ハーメルン』の初日舞台挨拶が、9月7日に渋谷ユーロスペースで開催。西島秀俊、倍賞千恵子らが舞台挨拶に登壇後、囲み取材を行った。折しも、宮崎駿監督が、昨日9月6日に引退会見を行ったばかり。『風立ちぬ』(公開中)で二郎の友人・本庄季郎役の声優を務めた西島と、 『ハウルの動く城』(04)でヒロイン・ソフィー役の声優を務めた倍賞は、口を揃えて宮崎監督の引退を惜しんだ。

ふたりは、本作『ハーメルン』で初共演を果たした。倍賞は、西島演じる野田の恩師の娘リツコ役に扮し、久しぶりの“娘”役を楽しんだと言う。「『寅さん』以降だと、本当に何十年ぶり。『ハウルの動く城』(04)では、19から90いくつまでをやったけど」。

宮崎監督と同じ72歳である倍賞は「同じ年齢で、あんなふうにお仕事を考えていらしたのかと。もっともっとたくさん作っていただきたいと思いました」とコメント。西島も「今回、参加させていただき、また、呼んでいただけるんじゃないかと思っていたので……。僕ももっとたくさん作っていただきたかった」と、名残惜しそうな表情を見せた。

また、倍賞は、ハウル役の木村拓哉について「あの時はラブシーンがあったんです」とうれしそうに振り返った。「アニメって、ほとんどひとりで声をするので、『木村くんとお会いしないで終わっちゃうの?』と言ったら、『一緒の日を作りましょう』ということで。楽しくやらせていただきました」と、おちゃめな笑顔を見せた。

ふたりが共演した『ハーメルン』は、『美式天然』(05)で第23回トリノ国際映画祭で、史上初のグランプリ&最優秀観客賞のW受賞を果たした坪川拓史監督。西島たちが織りなす味わい深い人間ドラマを堪能したい。【取材・文/山崎伸子】

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