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オスカー受賞の俳優が離婚!“呪い”が男優にも波及

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オスカー受賞の俳優が離婚!“呪い”が男優にも波及

アカデミー賞という映画界最高の賞を手にして絶頂に上り詰めたあとに、女優の私生活が破たんするパターンが頻発しているが、これまで男優への影響はあまり聞こえてこなかった。

しかし、昨年『アーティスト』(11)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフランス人男優のジャン・デュジャルダンが、離婚したと、本人がパリで行われたイベントで明らかにした。

「約8か月の間、タブロイド誌が僕のことをアルコール依存症、遊び人、そして鬱にしてくれたけど、やっと解放される。離婚にはつきものだけどね」と語ったと、ピープル誌などの複数誌が報じている。

41歳のジャンと42歳のアレクサンドリア・ラミーは1999年に出会い、09年の夏に結婚。ジャンに2人の息子、アレクサンドリアには1人の娘がいるが、ふたりの間に子どもはいない。

昨年フランスのベストカップルに選ばれ、ジャンが監督、製作、主演も務めたオムニバス映画『プレイヤー』(12)でも共演する仲のよさだったため、フランス映画界には衝撃が走ったようだが、今回の離婚でオスカーの呪い男優版ととる向きもあるようだ。

過去には『チョコレート』(01)のハル・ベリー、『ミリオン・ダラー・ベイビー』(04)のヒラリー・スワンク、『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(05)のリース・ウィザースプーン、『愛を読むひと』(08)のケイト・ウィンスレット、『しあわせのかくれ場所』(09)と、主演女優がオスカー受賞後に離婚するケースが続いており、トロント大学のリサーチの結果、受賞女優の離婚率がノミネート女優の離婚率より63%も高いことが明らかになっている。

その理由として、女性がキャリアの最高峰に上り詰めたことによる夫婦の格差や、多忙による生活のすれ違などがあげられていたが、ジャンの場合も、男性とはいえこれまでハリウッドではほぼ無名だった彼の名がオスカー受賞によってハリウッドで知られるところとなり、妻との格差が一気に広がったという実態がある。

また、同年の各賞レースで、ジョンが『ファミリー・ツリー』(11)で同カテゴリーにノミネートされていたジョージ・クルーニーと意気投合する様子が伝えられていたが、ジョンはジョージがメガホンをとり主演も兼ねる来年のオスカー候補作『ミケランジェロ・プロジェクト』(全米2014年2月7日)に出演しているほか、今年のオスカー有力候補作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(全米12月25日公開)にも出演するなど、一気にハリウッドに活躍の場を広げて多忙な生活を送っていることから、オスカーの呪いは必ずしも女優だけのものではなさそうだとナショナル・エンクワイラー紙に関係者が語っている。【NY在住/JUNKO】

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