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瀬戸康史のお色気シーンの反応に北乃きいが爆笑!映画“はがない”の舞台裏を語る

インタビュー

瀬戸康史のお色気シーンの反応に北乃きいが爆笑!映画“はがない”の舞台裏を語る

通称“はがない”と言われる人気ライトノベルの実写映画化『僕は友達が少ない』(2月1日公開)で初共演した瀬戸康史と北乃きい。本作は、友達作りを目的とした部活「隣人部」に入部した部員たちがひと騒動を繰り広げる、青春映画だ。実際に自分自身も役柄同様に友達が少ないという2人にインタビューをし、楽しかったという現場でのエピソードについて聞いた。

瀬戸は、主人公であるハーフの羽瀬川小鷹役に扮するため、初めて金髪にした。「頭皮が痛くて、死ぬかと思いました。6時間かけて、7回ブリーチしたので、大変でした」と激白しながらも、小鷹役にはとても共感できたと話す。「小鷹は友達が欲しいと思ってはいるんですが、1人の時間がすごく心地良くて、現状のままでいいやと、一歩踏み出せないでいる。僕もわりとそうだから、今回演じやすいなと思いました」。

北乃は、同じく友達がいない、勝ち気なヒロイン・三日月夜空役だ。「良くないところが、自分の学生生活と似ていました。私も1人でご飯を食べたりしていたけど、夜空みたいに、それがあまり気にならない感じになっていたので。また、いつも不機嫌で笑わない役だったので、1か月間の滋賀でのロケはきつかったですね」。

それでも現場の雰囲気はとても良かったようで、北乃は「瀬戸さんはすごく真面目で、同じモチベーションで演技ができたことが良かったです。学園ものは、けっこうワイワイしちゃいがちですが、今回は他の人たちも、私たちより年下なのに、みんなすごくしっかりしていて真剣でした。ただ、栗原さんはその真剣さが面白くて、つい笑っちゃいました」とのこと。瀬戸もうなずきながら「今回の類くんはオリジナルキャラクターだったので、監督ともすごく話合っていました」と振り返った。

瀬戸は栗原について「耳をほじって、ピッとやってみたりとか、ちょっとした仕草とかをこだわっていました」と言うと、北乃も思い出し笑い。「しかも急にやるんです、すごく作りこんでくるから、こっちもビックリして笑っちゃう。それに対して、どこまで反応をすればいいのかなと。でも、瀬戸さんの集中力はすごくて、笑わない時は本当に笑わない。だから、そういう時は瀬戸さんの方を見ていました」。瀬戸は「完成した作品を見たら、類くんがちゃんと役にハマっていたのですごいなと。独特の世界観ですね」と、彼を称えた。

また、お色気シーンも満載な本作。瀬戸は「最初は目のやり場に困りました」と告白すると、北乃は「そうなんだ!初めて聞いた。嫌だ。瀬戸さん」と爆笑すると、瀬戸は「そりゃあそうでしょ、」と開き直る。「でも、だんだん慣れてくるんです。小鷹はなんとなくあしらう役だったので『何やってるんだよ』という感じのスタンスだったし。それに、みんなが恥ずかしがらず、突き抜けてやっていたので、その潔さが良かったです。まおちゃんとか特にすごかった」と、志熊理科役の神定まおを絶賛。 北乃も「股間を押さえたりする表現も、すごく楽しいと言っていました。普段なかなかできないからって」と笑う。

北乃は、現場での瀬戸について「瀬戸さんはすごく役に入る人だから、あまりドキドキしなかったのかも。男が入っちゃう人だと、あれだけ女の子に囲まれて、ぎゅっとされたら、ドキってなっちゃうと思います。でも、本当に興味なさそうで、目が据わっていました。目の前に胸があっても、ギラリとかしなかったです」と感心。瀬戸は「類くんはああ見えても男だし、若いから、ムッツリ感は出ていました」と、栗原類を槍玉に挙げると、北乃も「類くん、かわいかったですね。集合写真を撮った時、類くんだけが胸を見ていて、その写真がみんなに回っちゃった。そしたら類くんが『そりゃあ、見ますよ』と言っていました」と、2人で顔を見合わせて笑った。

すっかり打ち解けあっていた瀬戸と北乃の雰囲気から、現場の愉快な様子がひしひしと伝わってきた。2人が言うとおり、栗原類ら脇の個性豊かなキャスト陣のパワフルな熱演も見応えがある。原案やアニメファンも、是非、劇場用映画ならではの『はがない』ワールドをじっくりと堪能してほしい。【取材・文/山崎伸子】

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