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第6回選抜総選挙の模様も収録!AKBドキュメンタリー最新作では何が描かれる?

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第6回選抜総選挙の模様も収録!AKBドキュメンタリー最新作では何が描かれる?

第6回選抜総選挙を目前に控え、多くのメディアから注目を集めているAKB48。8月発売予定の37thシングルのセンターを賭けて争う今回の選挙では、グループの巨大化を物語る過去最多の296名が立候補している。そんな今回の総選挙の模様も収め、AKBの“今”を知るのに最適なのが、7月4日(金)公開のドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』だ。

AKB48の劇場版ドキュメンタリーとしては4作目となる本作。現時点でも撮影が続行中で、どんな作品に仕上がるのか、全貌は明らかになっていない。昨年行われた福岡、札幌、大阪、名古屋、東京の5大ドームツアー、2月に行われた大組閣祭り、雨天中止を余儀なくされた国立競技場公演など最近の活動はもちろんのこと、大島優子の卒業にも焦点が当てられるのではないかと予想されている。公式の情報によれば大島に加え、高橋みなみ、渡辺麻友、指原莉乃ら中心メンバーの“成功の物語”を追うというが、果たして…。

単なるグループの活動記録にとどまらず、AKB48という巨大な素材を生かしながら、毎回異なるテーマを描いてきたこのドキュメンタリーシリーズ。1作目の『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』(10)では、AKB48のシングル「桜の栞」でPV監督を担当した岩井俊二を製作総指揮に、新鋭の寒竹ゆりを監督に起用。横浜アリーナや国立代々木競技場第一体育館でのライブ、選抜総選挙、ジャンケン大会などに密着しながら、主要メンバーのルーツに迫る素顔のインタビューも収録した。女性監督らしい視点で、夢を追う少女たちの“成長と苦悩”を捉えている。

だが、2作目以降は方向を転換。『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(11)は東日本大震災を背景に、被災地支援活動に臨むメンバーの姿、チーム4の結成をはじめとするグループの新たな風、そして運営側も“敗北”と認める西武ドーム公演1日目、そして戦場と化したバックステージの模様などを切り取った。ターニングポイントとなる事象を抑えつつ、アイドルの舞台裏も隠さず捉えたドキュメンタリー作品として、各方面で好評価を得ている。

続く3作目の『DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る?』(13)では、さらにテーマを明確化。前田敦子の卒業というグループ史上最大のトピックを軸に、センターとは何なのか、というテーマを掘り下げている。そのほか、結成当初からの目標であった東京ドーム公演の模様、そして前田不在のAKBが新体制へ向かうグループの転換、映画内で発表された板野友美の衝撃的な卒業など、見どころは多い。

これまでの3作は毎年1月か2月の公開だったが、今回の公開は7月。シリーズ初となるこの1年半の密着期間が、これまでと違った構成を予感させる。2作目以降を手掛けている高橋英樹監督も「今作は、いままでのドキュメンタリーシリーズ中、最もリアルなものとなるだろう」とコメントしているだけに、その内容に期待が高まる。総選挙の盛り上がりと共に、『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』にもぜひ注目してほしい。【トライワークス】

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