向井理＆片桐はいりの“姉弟漫才”に及川光博が嫉妬！「一生やってろ！」

向井理＆片桐はいりが姉弟を演じる『小野寺の弟・小野寺の姉』(10月25日公開)の完成披露舞台挨拶が8月13日にイイノホールで開催され、向井、片桐をはじめ、山本美月、及川光博、西田征史監督が登壇。“姉弟漫才”かのように仲の良いやりとりを見せる向井と片桐に、及川が「嫉妬するくらい仲が良い」と発言。会場も大爆笑の舞台挨拶となった。

本作は、同名の原作小説も手掛けた脚本家・西田征史の初監督作品。早くに両親を亡くしてから、一軒家でずっと一緒に暮らす姉弟の人生と恋を描く、温かな人間ドラマだ。劇中と同じく、メガネ姿で登場した向井だが、片桐が「どちらもお楽しみください」と向井のメガネをとるなど、舞台挨拶スタート時から、向井と片桐の仲の良さに会場は大盛り上がり。

企画の話が持ち上がったのは、5年ほど前になるそうで、片桐は「ハリウッド映画に負けない準備期間を経て、今日この場に立てる」とコメント。会場の笑いを誘った。舞台やドラマでも共演を重ねてきた向井と片桐だが、向井は「ここ5、6年の蓄積が出て、普段通りの関係がスクリーンに乗っかれば良いと思った」と片桐に厚い信頼感。「はいりさんは、間違いなく日本一のコメディエンヌ。いるだけで面白い」とその存在感を絶賛すると、片桐は「理想の弟ですよ」と嬉しそうな笑顔を見せていた。

劇中では片桐の相手役を務める及川だが、「普段もはいりさんと向井くんは、姉弟のように仲が良い。ボケあって、突っ込みあって、もう一生やっていろ！と。嫉妬するくらい仲が良い」と、姉弟のコンビネーションに太鼓判を押す。山本も「コミカルで面白いこのお二人に支えられながら、楽しみながら撮影ができた」と感謝の言葉を述べていた。

「経験を積んで、ようやくオリジナルを発表させていただけることになりました」と晴れやかな笑顔を見せたのが西田監督だ。『怪物くん』(11)やアニメ「TIGER＆BUNNY」などの脚本を手掛けてきたが、「大きなスケールのものを書いたので、家の中の小さい話を書きたくなりました。大好きな俳優の皆さんに出ていただいた」と完成作に胸を張っていた。【取材・文/成田おり枝】