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水澤紳吾、泥酔状態でおんぶされたまま舞台挨拶。『SR サイタマノラッパー』チームが再集結!

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水澤紳吾、泥酔状態でおんぶされたまま舞台挨拶。『SR サイタマノラッパー』チームが再集結!

榎屋克優の同名コミックを、『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化した『日々ロック』(11月22日公開)の公開を記念し、入江監督の過去作品のオールナイト上映会が、10月4日にテアトル新宿で開催。入江悠監督と、映画評論家の森直人、『SR サイタマノラッパー』の出演者たちがトークショーに登壇した。同シリーズのMC TOM役を演じた水澤紳吾が泥酔状態でおんぶされて舞台に上がるなど、ハプニングの多い舞台挨拶となった。

今回の上映作品は、二階堂ふみとの初タッグ作『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(11)に、『SR サイタマノラッパー』シリーズ3本の、合計4本。入江監督は、「『神聖かまってちゃん~』の時、幼稚園のシーンの撮り直しの前々日くらいに震災がありました」と振り返った。森は「そこから『SR サイタマノラッパー』の3作目につながる。暗さや絶望感のなかで、どうポジティブに心をもっていったら良いのかが、深まっていった」と語った。

最新作『日々ロック』について、入江監督は「かなりぶっ飛んでる。頭のネジを飛ばしながら、男子校のノリで撮っていた。小学生ってうんことかおっぱいとかが好きでしょ。そういうものをダダ漏れさせようと思った」とのこと。森はうなずき「確かに、いちばん思春期性が強い。退化してます。その一言に尽きる」と、変化球的に評価。入江監督も「インタビューを受けても、幼稚な答えしか出てこない。『“おっぱい”とか、言葉にするだけで楽しかったですよ』とかね」と笑いながらコメント。

入江監督が、作風について変わったか?と尋ねられたところで、客席にいた水澤紳吾が「3.11から変わってないのかよ!」とヤジを飛ばす。入江監督は「酔っ払ってます」と苦笑いすると、スタッフにより、水澤は追い出されてしまった。その後、『SR サイタマノラッパー』シリーズのキャストやスタッフが舞台挨拶に飛び入り参加。その中には、泥酔状態でおんぶされてきた水澤の姿もあった。

水澤をおんぶしていたのは、同シリーズでMC MIGHTY役を演じた奥野瑛太だ。「隣にいるのがTOMです。こういう機会がないので、うれしくて酔いつぶれております」と奥野や、MC IKKU役の駒木根隆介がフォロー。水澤がその後も暴言めいた言葉遣いを始めると、また退場させられたが、そんな様子に会場やゲストは大受け。

3度登場した水澤は、テアトル新宿で舞台挨拶を何度もできた喜びを口にし、「ここにいられるってのがすごく素敵。そんな機会をいただけて。正直、入江悠がいないから言いますが、本当にありがとうってことです」と照れながら感謝の言葉で締めくくった。実は入江監督、水澤の後ろにいたのだが、会場は最後に、温かい空気に包まれた。【取材・文/山崎伸子】

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