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『最強のふたり』コンビが凱旋来日!オマール・シー、喜びのサンバを踊る

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『最強のふたり』コンビが凱旋来日!オマール・シー、喜びのサンバを踊る

第27回東京国際映画祭の特別招待作品『サンバ』(12月26日公開)の舞台挨拶が、10月26日にTOHOシネマズ日本橋で開催され、オマール・シー、オリヴィエ・ナカシュ監督が登壇。初来日を果たしたオマールが“サンバ”を踊って、会場を大いに盛り上げた。

第24回東京国際映画祭でグランプリ受賞後、世界中でも大ヒットした『最強のふたり』(11)の監督と主演が再タッグを組んだ本作。最新作を引っさげて来日を果たしたことにナカシュ監督は「3年前に東京で特別なことが起きました。『最強のふたり』がグランプリを受賞して、こうして戻ってこられてとても嬉しく思っています」と感激の面持ち。

初来日となったオマールは「3年前の賞は僕にとって初めての賞。特別な賞です。そのときは日本に来られなかったので、そのときのお礼を今言いたいです」と心を込めて感謝の気持ちを語った。『最強のふたり』の世界的ヒット以来、「人生が一変した」とオマール。「日本に来るのも初めての経験で、とても嬉しい。いろんな意味で、人生がいい方向に向かって幸せ」と大きな笑顔を見せていた。

本作は、国外退去を命じられた移民の青年・サンバが、生まれも境遇も違う人たちと心を通わせていくヒューマンドラマだ。ナカシュ監督は「私たちの映画は、常にユーモアと人間性を大事にしています」と作品に込めた思いを語った。オマール演じるサンバの笑顔がとりわけ物語を輝かせるが、オマールは「つらい状況のなか生きている人はたくさんいると思う。でも生きていかなければいけない。そして、生きていくためには希望を捨ててはいけない」とコメント。「私にとっての希望は、笑顔に象徴されています」と笑顔の力について語り、会場から拍手を浴びていた。

最後には、映画のタイトルにちなみ「サンバを踊ってほしい」と司会や会場から求められたオマール。すると「ダメよ~ダメダメ!」と覚えたての日本のギャグをお見舞いして、会場も大爆笑。音楽がかかるとノリノリでサンバを披露し、彼のビッグスマイルとサービス精神に会場も大喜びだった。【取材・文/成田おり枝】

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