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安藤サクラ、新井浩文から「リアル“あしたのジョー”だった」と絶賛される

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安藤サクラ、新井浩文から「リアル“あしたのジョー”だった」と絶賛される

故・松田優作の出身地、山口県で開催の周南映画祭に新設された第1回松田優作賞グランプリの脚本を、『イン・ザ・ヒーロー』(14)の武正晴監督が映画化した『百円の恋』の初日舞台挨拶が、12月20日にテアトル新宿で開催された。安藤サクラ、新井浩文、武正晴監督、脚本を手掛けた足立紳が登壇。本作でプロボクサーを目指すヒロインを演じた安藤は「立って死ぬつもりで、映画を作っていました」と苛酷な撮影をやり切った充実感を語った。

ボクサーを目指すヒロイン役で、短期間で肉体改造をした安藤は「肉体的には無茶をしてるんですが武組では、苦痛じゃなかった」とのこと。さらに「女優さんとしてというより、私は、一子をヒト科の生物として、人間の肉体がこんなに短期間で変われるってことにすごく驚きました。人間すげえぞ!って」と感想を述べ、会場は大爆笑。

新井は、安藤について「現役の日本映画女優として、サクラはナンバー1だと思っているので、やって当然だとは思っていたけど、すごいなと思いました」と手放しで絶賛。安藤も「新井さんとだから戦えた」と、信頼関係を口にした。武監督も「実力のあるふたりは、非常に難しいことにチャレンジする気持ちが強かった。特にサクラさんについては『アメイジング一子』って感じで、驚きの連続でした」と称えた。

また、安藤は試合に向けて体を絞り込んでいった自身について「アドレナリンがどんどん出ちゃう。目がガーッと開いたまま道を歩いてて、知り合いに会った時『いま、人を殺しそうな顔してましよ』って言われました」と苦笑い。新井も、安藤の試合のシーンについて「メイキングを見たら、最後、リアル“あしたのジョー”になってたよ」とコメント。

どん底の生活を送っていた32歳の女・一子(安藤サクラ)が、中年ボクサー(新井浩文)と出会い、ボクシングを通して成長していく。第27回東京国際映画祭では日本映画スプラッシュ優秀作品賞を受賞した。【取材・文/山崎伸子】

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