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ゴールデングローブ賞にノミネートされた名演を映像でチェック!

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ゴールデングローブ賞にノミネートされた名演を映像でチェック!

先日、12月11日(現地時間)に発表された第72回ゴールデングローブ賞(以下、GG賞)ノミネーション。公開待機作の中から、今見られる映像でその名演を一挙紹介(映像は本文の最後からチェック)!

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2015年4月公開)は、コメディ/ミュージカル部門・主演男優賞にマイケル・キートン、助演男優賞にエドワード・ノートン、助演女優賞にエマ・ストーンがノミネートされた。ほかに作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞の計7部門に選出され、最多ノミネーションとなった。

「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡した元スター俳優が、再起をかけてブロードウェイの舞台に挑むという役どころに挑戦したキートン。精神的に追い詰められ、現実と幻想入り混じっていく中年男を怪演。人気俳優だったエゴと闘う姿をコミカルに演じている。

ティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』(2015年1月23日公開)は、コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞、主演女優賞にクリストフ・ヴァルツ、エイミー・アダムスがそれぞれノミネート。さらに主題歌賞に選出された。絵画“ビッグ・アイズ”の大ヒットで、ウォルターは一躍有名人になったが、この絵の本当の作者は妻マーガレットだった。そんな実在の事件をもとに描かれる本作。

天才的なウソつきウォルターを演じるヴァルツと、内気だが自分の絵を取り戻そうとするマーガレットを演じるアダムス。運命的に惹かれあったふたりの関係性が、この絵を巡って殺人未遂にまで発展していく。緻密に演じられた気持ちの変化が見事。

ディズニーが贈るミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(2015年3月14日公開)。シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん…ハッピーエンドを迎えたはずのおとぎ話の主人公たちのその後を描いた本作は、コメディ/ミュージカル部門・主演女優賞にエミリー・ブラント、助演女優賞にメリル・ストリープがノミネートされている。これまでにGG賞を8度も受賞しているストリープは本作で魔女役を演じ、その怖すぎる姿と美しい歌声で女優としての存在感を見せつけた。また、本作は作品賞(コメディ/ミュージカル部門)にも選出されている。

日本でもおなじみのあのミュージカルを映画化した『ANNIE アニー』(2015年1月24日公開)は、コメディ/ミュージカル部門・女優賞でアニー役のクワベンジャネ・ウォレスが選出され、さらに主題歌賞がノミネートされている。どんな気持ちも表情豊かに、高い歌唱力で歌い上げるウォレス。もちろんあの名曲「トゥモロー」も聞くことができる。ウォレスの歌って踊る姿に元気をもらうこと間違いなしだ。

『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.とオスカー俳優のロバート・デュヴァルが、父子役で初共演を果たした法廷サスペンス『ジャッジ 裁かれる判事』(2015年1月17日公開)。本作では助演男優賞で83歳のデュヴァルがノミネートされている。法廷で42年間も正義を貫いた判事を演じるデュヴァルは、その佇まいだけで画面に説得力が生まれるさすがの存在感。実力随一のWロバートの掛け合いも楽しみだ。

なお、アカデミー賞前哨戦といわれるGG賞の授賞式は、2015年1月11日(現地時間)に行われる。また、以下にGG賞ノミネーションを紹介する。現在公開中の作品もあるので、ぜひチェックしてみてほしい。【Movie Walker】

【主演男優賞(ドラマ)】

スティーブ・カレル『フォックスキャッチャー』(2015年2月14日公開)、ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』(2015年3月公開)、ジェイク・ギレンホール『Nightcrawler(原題)』、デヴィッド・オイェロウォ『Selma(原題)』、エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』(2015年3月公開)

【主演女優賞(ドラマ)】

ジェニファー・アニストン『Cake(原題)』、フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』、ジュリアン・ムーア『アリスのままで』(2015年6月公開)、ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』(公開中)、リース・ウィザースプーン『Wild(原題)』

【主演男優賞(コメディ/ミュージカル)】

レイフ・ファインズ『グランド・ブダペスト・ホテル』(公開中)、マイケル・キートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、ビル・マーレイ『St.Vincent原題)』、ホアキン・フェニックス『Inherent Vice(原題)』、クリストフ・ヴァルツ『ビッグ・アイズ』

【主演女優賞(コメディ/ミュージカル)】

エイミー・アダムス『ビッグ・アイズ』、エミリー・ブラント『イントゥ・ザ・ウッズ』、ヘレン・ミレン『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(公開中)、ジュリアン・ムーア『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(公開中)、クワベンジャネ・ウォレス『ANNIE アニー』

【助演男優賞】

ロバート・デュヴァル『ジャッジ 裁かれる判事』、イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』、エドワード・ノートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、マーク・ラファロ『フォックスキャッチャー』、J・K・シモンズ『Whiplash(原題)』

【助演女優賞】

パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』、ジェシカ・チャステイン『A Most Violent Year(原題)』、キーラ・ナイトレイ『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』、エマ・ストーン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、メリル・ストリープ『イントゥ・ザ・ウッズ』






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