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K・スチュワート、米女優初となる仏アカデミー賞受賞

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K・スチュワート、米女優初となる仏アカデミー賞受賞

クリステン・スチュワートが、現地時間の20日にパリで開催されたフランス版アカデミー賞といわれる第40回セザール賞で、アメリカ人女優としては初となる助演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。

クリステンが助演女優賞を受賞したのは、昨年のカンヌ国際映画祭、そしてニューヨーク映画祭でお披露目された、オリヴィエ・アサイヤス監督作、ジュリエット・ビノシュ主演の『Clouds of Sils Maria(原題)』だ。

ジュリエット扮する女優のアシスタント、ヴァレンティンを演じたクリステンは、この日、白いシャネルのクチュールドレスで登壇し、「緊張で手が震えています。ジュリエット、ありがとう!彼女の偉大さは、ここで私が言うまでもありませんが、私の演技は、彼女のパワーに反映されて生まれたものです。皆さんありがとうございます。本当に幸せです」と驚きを隠せないようだった。

同作では、クロエ・グレース・モレッツが、パパラッチに追われる新進女優ジョアン役に扮しているが、クリステンはニューヨーク映画祭の記者会見で、「私がよく知っている世界だから、わざわざスクリーンで演じたくなかった」

「ヴァレンティン役では皮肉にも自分のことを言っているようなセリフがあって、しゃべりながら自分の顔が赤くなっていないかコントロールが大変だったし、ある意味とてもチャレンジした役どころだった」と語っていた。

過去にアメリカ人俳優でセザール賞を受賞したのは、エイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)。アメリカ人女優としては、ノミネートも『カルメン』(83)のジュリア・ミゲネス・ジョンソン以来なんと30年ぶりだという。

『トワイライト』シリーズで大ブレイクするも、その後はヒット作に恵まれず、不倫疑惑やロバート・パティンソンとの破局でプライベートだけがタブロイド誌を賑わせていたクリステンだが、ついに女優開眼。女優休業宣言をしていただけに、今後の動向が注目される。【NY在住/JUNKO】

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