デップが嫉妬する新妻出演作でトライベッカ映画祭開幕|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
デップが嫉妬する新妻出演作でトライベッカ映画祭開幕

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デップが嫉妬する新妻出演作でトライベッカ映画祭開幕

2月にジョニー・デップと結婚したばかりのアンバー・ハードと、ジェームズ・フランコ主演の『The Adderall Diaries(原題)』が16日にワールドプレミア上映され、トライベッカ映画祭が開幕した。同作は、スティーブン・エリオットの犯罪回顧録に基づく同タイトルのベストセラー小説の映画化。

映画化権を取得したジェームズがプロデュースと主役のエリオット役を演じ、エド・ハリス、シンシア・ニクソン、クリスチャン・スレーターなどが脇を固めるスリラードラマで、トライベッカ映画祭のオープニングに相応しく、ワールドトレードセンター跡地周辺などニューヨークで撮影された作品だ。

アンバーが演じるのは、薬物乱用や父親との確執など多くの問題を抱えたエリオットの恋人役だが、まだ婚約中だったこともあって、アンバーと親子の年齢差のあるジョニーは、女性関係も華やかなジェームズとの共演に難色を示したという噂もあった。

また、ジョニー自身が『ラム・ダイアリー』(11)でアンバーに一目惚れしたため、ジェームズとアンバーが2人でバイクに乗ったり、キスシーンなど絡みのシーンには相当神経質になっていたらしく、ジョニーもニューヨークに滞在しつつも、かなりやきもきしていたとも報じられていた。

そういった意味では、エキセントリックなシーンでも過激さはぎりぎりで抑えられてしまっている印象だが、それでも「ジョニデの恋人、婚約者」という印象のアンバーが、「これから女優として弾けるにふさわしい1本になる」となかなかの評判だ。

また18日には、元ミュージシャンを演じるクリストファー・ウォーケンと親子を演じている『When I Live My Life Over Again(原題)』がワールドプレミア上映され、アンバーが歌声を披露。今年のトライベッカ映画祭の一番の注目は、アンバーといって間違いなさそうだ。

折しも、「結婚早々に遠距離のストレスと、アルコールをやめられないジョニーにアンバーは嫌気がさした」というジョニーとの離婚報道があったばかりのアンバーとあって、レッドカーペットではジョニーのサプライズ登壇も期待された。

結婚後アンバーはイギリスで新作の撮影、ジョニーは、オーストラリアで『Pirates of the Caribbean:Dead Men Tell No Tales(原題)』の撮影に入っていたが、右手の怪我のため3月半ばから撮影を2週間程度という限定付きで中断していた。

一部メディアが、「アルコール依存症のために中断期間が長引いていて、復帰は4月15日ごろ」と報じていたが、まだ現場に戻ったとの情報はなかった。そのため、離婚説を一蹴りするためにも、撮影始動前にジョニーがひょっこりとレッドカーペットに顔を出すのではないか、というメディアの憶測もあったようだ。

しかし実際には、単独でレッドカーペットを歩いたアンバー。数日前の乳首ドレスとは打って変わって、『The Adderall Diaries』ではシンプルなワイドパンツの黒いスーツ、『When I Live My Life Over Again』では、胸元が大きく開いたシンプルなテンパリー ロンドンのスパークリングブラウンのカクテルドレスで、メディアの注目を集めた。トライベッカ映画祭は26日まで開催される。【NY在住/JUNKO】

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