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藤竜也、北野武監督作で臨時ボーナスを期待!

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藤竜也、北野武監督作で臨時ボーナスを期待!

北野武の監督17作目となる『龍三と七人の子分たち』の初日舞台挨拶が、4月25日に新宿ピカデリーで開催。藤竜也、近藤正臣、中尾彬、安田顕、北野武監督が舞台挨拶に登壇した。

北野監督作に初出演で主演を務めた藤は「このまま映画(にお客さん)が入れば、俳優たちにボーナスが出るかもしれませんので、お仲間にこの映画を推薦していただけたらと」と、おちゃめに挨拶をして笑いをとった。

平均年齢73歳のベテラン俳優陣で放つ本作。藤が「無事撮影が終わっただけでも奇跡です」と言うと、近藤も「本当ですよ」とうなずく。

中尾は「俺は大丈夫だったよ」としれっと言うと、近藤は「ジジイは強いよ」と笑う。一番年下の安田は、「大先輩の横に立たせていただくと、言葉が出ないものであります」と恐縮した。

劇中で、ハイヒールを履いて小走りをするシーンにトライした藤は「足をくじきかねない危険な行為でした」と振り返った。MCから「抵抗はありませんでしたか?」と聞かれると、「ありました」と苦笑いし、会場は爆笑。

北野監督は「もしもコメディアンを並べて本作を撮ったら、かなり失敗をしたと思う。今回、藤さんはじめ、みなさんの快諾をいただき、この映画を撮れたことに感謝します。日本の役者さんは上手いです!普段は、人を笑わせるような俳優じゃないのに、これだけ笑わせるのは大したものです」と感激していた。

『龍三と七人の子分たち』は、ヤクザと詐欺集団との戦いをコミカルに描く人間ドラマ。オレオレ詐欺にひっかかったヤクザの元組長と仲間たちが、詐欺で人々をだまそうとする若者たちに喝を入れる。【取材・文/山崎伸子】

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