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演技力&話術で魅せる!大泉洋のキャラ立ちがスゴい

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演技力&話術で魅せる!大泉洋のキャラ立ちがスゴい

連続テレビ小説「まれ」でヒロインのダメ親父を演じ、話題となっている大泉洋。演技力はもちろんのこと、バラエティ番組などで披露するひょうきんなキャラクターはお茶の間でも大人気で、いまだにピカイチの好感度を誇っている。そんな彼が、人情時代劇『駆込み女と駆出し男』(5月16日公開)で自身のイメージにピッタリ過ぎる(!?)ハマリ役に挑戦している。

大泉が扮するのは、見習い医者でありながら、「南総里見八犬伝」の作者・曲亭馬琴(山崎努)に憧れる駆け出しの戯作者・信次郎。鎌倉の尼寺・東慶寺に駆け込む女たちを、入山させる前に聞き取り調査を行う御用宿・柏屋の居候だ。ベテラン離縁調停人の三代目柏屋源兵衛(樹木希林)とともに、信次郎は離縁を望むワケあり女たちの手助けをする。

東慶寺&柏屋に巻き起こるトラブルを、持ち前の話術で次々と解決していく信次郎。時に洒落を効かせ、時にホラを吹き、大泉自身のイメージさながら、まさに“口から生まれてきた”ような弁が立つ男で、ややウザめの絡みもどこか憎めない、周囲を明るくするキャラクターだ。

しかも、ただおしゃべりなだけではない。男子禁制の尼寺で妊娠騒動を起こした女を優しく諭したり、惚れた女になかなか想いを伝えられなかったり、戯作者への夢と医者である現実に揺れたり…と、人情味あふれる一面も持ち合わせている。そんな人間の持つ多面性を、大泉がテンポのいいセリフまわしと、小粋な演技でしっかりと表現している。

『バケモノの子』(7月11日公開)や『アイアムアヒーロー』(2016年公開)など、出演作が絶えない大泉。俳優としても、タレントとしても、安定した人気を集めるその理由は、本作の演技を見れば納得できるはずだ。【トライワークス】

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