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「癌ならよかった…」オスカー女優の衝撃的な告白を解禁

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「癌ならよかった…」オスカー女優の衝撃的な告白を解禁

若年性アルツハイマーを患った主人公・アリスの苦悩と葛藤を描く感動作『アリスのままで』(6月27日公開)。ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞を獲得したことでも注目を集める本作で、衝撃的な告白シーンが解禁された。

今回解禁された映像は、病気が進行し物忘れが顕著になってきたアリスが、夫のジョンと言い争いになるシーン。日課のランニングから帰宅したアリスは、突然ジョンに「どこに行ってたんだ?」と詰め寄られ、一緒に行くはずだった知人との食事会をすっぽかしたことを指摘される。

やがて不毛な夫婦ゲンカへと発展していくジョンとアリス。夫の正論に対して、ついアリスの口からこぼれ出たのが「癌ならよかった。癌だったら恥ずかしくないのに…」という悲痛なつぶやきだ。

大学教授としてバリバリ活躍し、知的な人格者だった過去の自分と比べ、以前のように振る舞えない恥ずかしさや悔しさが、アリスの様子から痛いほど伝わってくる。静かな演技ではあるが、この病気の最もつらい部分を、赤裸々に表しているといっていいだろう。

動画の冒頭には、ジュリアン・ムーアのインタビューも挿入されており、彼女は「この作品は、人間のあり方について問いかけているの」と語る。「現代社会で私たちは仕事や色々なことに追われて常に義務感に囚われているけど、唯一の義務は“相手のために生きること”だけよ」と、本作に込めたメッセージを明かしている。

今回の解禁シーンだけでなく、随所でセンシティブな本音が胸に突き刺さる本作。多くの人にとって忘れられない映画体験になるのは間違いない。【Movie Walker】

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