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卒業後初センター!大島優子『ロマンス』ケーキを絶賛

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卒業後初センター!大島優子『ロマンス』ケーキを絶賛

新宿、箱根間を往復する特急ロマンスカーを舞台に、アテンダントのヒロインと、自称映画プロデューサーの怪しい男が織り成す珍道中を描いた『ロマンス』(8月29日公開)。その初日舞台挨拶が新宿武蔵野館で行われ、主演の大島優子、大倉孝二、タナダユキ監督が登壇した。

本作は、『百万円と苦虫女』(08)や『四十九日のレシピ』(13)などで、数々の映画賞を受賞してきたタナダユキ監督が、7年ぶりにオリジナル脚本を手掛けたことでも話題の作品。そつなく仕事をこなす特急ロマンスカーのアテンダント・北條鉢子(大島)は、怪しげな男・桜庭(大倉)が、ワゴンからお菓子を抜き取る現場を目撃。早速、駅の事務所に連行するが、その最中に、もう何年も会っていない母親から届いた手紙を読まれてしまう。こうして鉢子は、桜庭に後押しされる形で、母親捜しの旅に出ることになり…。

本作でAKB48卒業後、映画初センター(初主演)を果たした大島は、撮影現場の感想を聞かれ、「監督とは、CMの撮影でもご一緒させていただいたことがあるので、すごくリラックスして、取り組ませていただきました。お芝居に関しても、すべてこちらに任せてもらって、自由にやらせていただいて。カメラで撮られているという意識はなく、本当に旅行をしているような気分で、素敵な時間を過ごせました」と話した。

タナダユキ監督も、大島を起用した理由について「今、この瞬間の“大島優子”という女優を、映像として記録したかったんです。ずっと撮りたいと思っていたものをこうして映画化することができて、感激しています」と話しつつ、公開初日を迎えた喜びを語った。

続いて、本作のストーリーに絡めて、「リフレッシュしたいときにおすすめのプチトリップを教えてください」と質問されると、大島は「特にどれがいい…というこだわりはないんですけど、電車に乗ることは好きですね。毎日、同じ線路を走っているんだけど、その日の気分によって見えるものが違ってくるといいますか。癒されたいときは、何も考えずに電車に飛び乗って、変わっていく車窓もずっと見ていますね」とコメント。

一方、大倉は「僕は高校生の頃から、付き合った女の子は必ず奥多摩に連れていくんですよ」と回答。これに対し、大島が「何人くらい連れて行ったんですか?そこで何をしたんですか?」と詰め寄ると、「何も変なことはしていません。ただただ、鍾乳洞や滝を見るだけです!」と返し、会場は笑いに包まれた。

そして、舞台挨拶の最後には、サプライズとしてスタッフお手製の富士山をイメージしたケーキが登場!それを見た大島は「この、ちょっと雑といいますか、手作り感満載なところが、実に『ロマンス』らしくていいですね!」と絶賛し、イベントを締めくくった。【取材・文/ソムタム田井】

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