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吉田羊、『ここさけ』初アフレコの練習で戸惑う

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吉田羊、『ここさけ』初アフレコの練習で戸惑う

大ヒットしたアニメーション映画『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)のスタッフが贈る『心が叫びたがってるんだ。』の初日舞台挨拶が9月19日に新宿バルト9で開催。声優の水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正、主役・順の母親役の吉田羊、監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督・田中将賀と、が登壇した。

初めてアフレコにトライした吉田は「すごく難しかったです」と告白。「事前にアフレコの練習をするのにDVDを観たら、泉(役柄)のところがチカチカ点滅していて。それをずっと観ていたら最後までいっちゃった。それでもう1回観直しました(笑)。それくらい勝手がわからない世界でした」。

長井監督は「四角いボックスがチカチカするのは、(製作が)間に合ってなかっただけなんです」と苦笑い。吉田が「あ、そうだったんだ」とつぶやくと、会場から笑いが起きた。長井監督は「初めてとは知らなくて。でも、初めてでもできる人はできるんだなと」と吉田を称えた。

吉田は「キャラクターは、順ちゃんがいちばん近いかなと。小さい頃は言いたいことをはっきり言えない子で、いまも自分の言葉に自信はもてない人間ですが。でも、愛情とかポジティブな感情はなるべく言葉にしたい。言葉で伝えていくことで、世界を平和にしていくんじゃないかなと」と思いを語った。

『あの花』の監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里らスタッフが、同じく埼玉県秩父市を舞台に描く青春群像劇。心に傷を抱えた女子高生のヒロインが、仲間や音楽との出会いを通し、再生していく。【取材・文/山崎伸子】

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