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『超高速!参勤交代』続編決定で佐々木蔵之介らが再集結

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『超高速!参勤交代』続編決定で佐々木蔵之介らが再集結

幕府から無理難題を突き付けられた弱小藩が、あらゆる知恵を絞って“超高速”での参勤交代に挑むさまを描いた映画『超高速!参勤交代』(14)。14年に公開され第57回ブルーリボン賞・作品賞を受賞したヒット作の続編タイトルが『超高速!参勤交代 リターンズ』に決定し、佐々木蔵之介、深田恭子ら前作に出演したキャストが再び勢ぞろいすることが明らかになった。

『超高速!参勤交代』の続編ロケで福島を訪れた佐々木蔵之介、深田恭子、本木克英監督
『超高速!参勤交代』の続編ロケで福島を訪れた佐々木蔵之介、深田恭子、本木克英監督[c]2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

続編で描かれるのは、江戸に出仕する“参勤”を無事に終えた前作のその後。金も体力も使い果たした弱小の湯長谷藩一行は、故郷へ帰る“交代”を始めるが、前作で無理難題をふっかけてきた老中・松平信祝の逆襲に遭う。再び“超高速”で道中を駆け抜けて藩に戻るはめになり、大ピンチに奇策で立ち向かっていく。

続編決定について、湯長谷藩・藩主の内藤政醇役を演じる主演の佐々木は「行って帰るのが参勤交代で、帰り(交代)があるのを知らなかった。話を頂いたときは、やるの?またやるの?どうせまた走るんでしょ(笑)と話していましたが、結局前作の倍以上走ることになりまして、前より過酷です(笑)。でも前作の仲間達と出会う事が出来て、今はとても幸せです」とコメント。お咲役の深田は「とにかく楽しい現場でしたので、また皆様にお会いできることを楽しみにしておりました」と喜びを口にした。

深田は「“じゃんがら踊り”を青年団やボランティアの皆様と躍らせて頂いて、皆様からとても力を頂きました」とコメント
深田は「“じゃんがら踊り”を青年団やボランティアの皆様と躍らせて頂いて、皆様からとても力を頂きました」とコメント[c]2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

今回は、前作で叶わなかった、かつて湯長谷藩が実際にあった福島県いわき市でのご当地ロケが実現した。本木克英監督の念願でもあったいわきでの撮影には、いわき市長や地元の青年団らも参加し、温かな拍手とともに地元市民に熱烈な歓迎を受け、佐々木、深田、監督らも感慨深げだった様子。

本作の代名詞とも言える“走り”のシーンは、いわきの小浜(おばま)海水浴場で撮影され、クライマックスシーンでは、村人の衣裳に身を包んだ総勢150名の地元エキストラも参加し、いわきの伝統芸能である”じゃんがら念仏踊り”を披露。佐々木が演じる政醇と深田演じるお咲が、その様子を眺めながら踊りに加わっていくというシーンが撮影された。

「現場の熱は前回よりも断然熱く、作りあがるペースも非常に早い、なので上手くいくんじゃないですかね(笑)」と現場の雰囲気を語る佐々木。「皆さんからもっと愛される映画にしていきたいと思います」と熱く意気込んでおり、完成が楽しみなところだ。9月6日にクランクインした本作は、10月末まで撮影を行い、2016年に公開される予定となっている。【Movie Walker】

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