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ロバート・ゼメキス、東京国際映画祭でジョゼフ・ゴードン=レヴィットを絶賛

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ロバート・ゼメキス、東京国際映画祭でジョゼフ・ゴードン=レヴィットを絶賛

10月22日(木)に第28回東京国際映画祭が開幕。TOHOシネマズ六本木ヒルズでオープニングセレモニーが行われ、オープニング作品『ザ・ウォーク』(2016年1月23日公開)のロバート・ゼメキス監督が登壇。「私の作品が東京国際映画祭のオープニングを飾れることを非常に光栄に思っています」と晴れやかな笑顔で挨拶した。

『ザ・ウォーク』は、ニューヨークのワールド・トレード・センター間を命綱なしの空中闊歩に挑戦したフィリップ・プティの実話をもとに描く物語。ゼメキス監督は「キャラクターの斬新さに惹かれた。彼は情熱をもって夢を追いかけている。バレエのようなスペクタクルを繰り広げるんだ」とプティの芸術家としてのチャレンジ精神に惹かれたと話す。

プティを演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットについては「素晴らしい俳優だよ。肉体も磨いている」と絶賛。「自分で綱渡りをするんだという強い気持ちをもって、挑戦してくれた。フランス語も完璧に話せる、本当に素晴らしい俳優だ」と賛辞を惜しまず、「プティがワイヤーの上に足を乗せて歩き始める瞬間。その芸術性をぜひ観て欲しい」とアピールした。

また、コンペティション部門の審査委員を務めるブライアン・シンガー、トラン・アン・ユン、ベント・ハーメル、ナンサン・シー、スサンネ・ビア、大森一樹もステージに登場。審査委員長を務めるシンガー監督は「初めて東京国際映画祭に参加させていただいたのは、1995年、『ユージュアル・サスペクツ』という作品でした。1998年にまた来日して、そのときは日本語で挨拶して、あまりにもひどい日本語で恥をかいた」とお茶目に話し、会場も大爆笑。「ドラマ、コメディ、ホラーなど多彩なジャンルの作品が集まり、審査は簡単なことではないと思う。かなりチャレンジングだと思うけれど、皆さんと一緒に審査できることをとてもうれしく思っているんだ」と頼もしい審査員のメンバーを見渡しながら、これから始まる映画祭期間を楽しみにしていた。

第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで10日間にわたって開催中。六本木ヒルズに加え、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほかにてバラエティ豊かな作品群が上映される。【取材・文/成田おり枝】

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