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HIV公表のチャーリー・シーン「ゴム使わずに関係を持ったのは2人だけ」

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HIV公表のチャーリー・シーン「ゴム使わずに関係を持ったのは2人だけ」

予告されていた通り、チャーリー・シーンが現地時間11月17日に米国のテレビ番組「Today」に出演し、HIV感染の事実を公表した。チャーリーは「俺はHIV陽性者だということを認めるためにここに来た」「感染が判明したのは約4年前だった」と明かしたと英紙デイリー・メールが伝えている。

HIV感染の事実を公表したチャーリー・シーン
HIV感染の事実を公表したチャーリー・シーン写真:SPLASH/アフロ

症状は激しい片頭痛で始まったそうで、汗びっしょりになる夜が続き、緊急入院させられたという。「脳腫瘍だと思って、もう死ぬんだと思った。そしていろいろ検査をさせられて、医者からその事実を告げられた」と話している。

また、インタビューの中でチャーリーは自分との性交渉で誰かがHIVに感染したとは思わないと語り、コンドームを使用せずにセックスした相手が2人だけいたが、そのどちらも彼がHIVに感染していたことを知っていたと断言した。心を許せる人々にはHIVのことを打ち明けていたそうだが、それが「マスコミにばらす」と恐喝される結果にも繋がったそうで、こうした人々に払った金額は1000万ドル(約12億3500万円)を超えているという。

一時は「最も稼いでいるTV俳優」と呼ばれ、ドラマ1話につき180万ドル(約2億2000万円)のギャラを要求していたこともあるチャーリーだが、今は経済的に苦しいと告白している。「今は苦しい。でも俺はサバイバーだ。浮き沈みが激しくて、リッチになったり貧乏になったりしてきた。またいい時も来るだろう。人生の新たな章の始まりだ」とチャーリーは話している。

しかし、その一方ですでにチャーリーの告白と矛盾する発言も出ており、2011年頃、彼が「女神」と呼んで同棲していたブリー・オルソンとナタリー・ケンリーは彼からHIV感染を知らされないまま毎日セックスしていたと主張しており、彼と性交渉を持った6人の人々が訴訟準備をしているという報道もある。【UK在住/ブレイディみかこ】

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