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中村蒼、“テレビ役”抜擢に「軽くパニックを起こした」

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中村蒼、“テレビ役”抜擢に「軽くパニックを起こした」

映画『春子超常現象研究所』の初日舞台挨拶が12月5日にシネ・リーブル池袋で開催され、中村蒼、野崎萌香、竹葉リサ監督が登壇。“テレビの役”という難役を演じることになった中村が「軽くパニックを起こした」と役をもらったときの率直な感想を明かした。

本作は、ある日突然、心と体を持ってしまったテレビと持ち主の春子、それを取り巻く人々が騒動を巻き起こすコメディー要素たっぷりの異色の純愛映画。“家電役”という異色中の異色の役を演じた中村は、「見た目は普通なのかなと予想をしていたら、実際にテレビをかぶると聞いて。想像がつかなかったです」とかぶりもの姿にも戸惑ったそう。「実際にかぶってお芝居をするのは、結構大変なんです。撮影に入る前に、スタッフさんと試行錯誤しながらやっていました」と振り返っていた。

共演を果たした小日向文世には、「なぜこの作品に出ようと思ったのか」との質問もしたという中村。「『大人数でやる、大きな作品ではないけれど、昔、自分も仲間とホンを書いてみんなでお芝居をしていた。それに近いものがあるから懐かしい気持ちになったし、純粋に監督の脚本が面白かった』とおっしゃっていて。すごくうれしかった」とベテラン勢との共演も貴重な機会となった様子だ。

また、春子役の野崎は「この映画は1日、朝の5時くらいから夜中の2時、3時まで撮っているときもあった」と過酷な撮影を述懐。「そういう現場で、小日向さんは『みんなでこうやってできるのは、昔を思い出して楽しいな』と楽しんでいらした。小日向さんのパワーをいただいてみんなで頑張りました」とこちらも小日向に最敬礼だった。

竹葉監督は「軍隊そのものみたいな、申し訳ないような現場」と苦笑い。「素晴らしいキャストさんたちと映画が作れて小説も出せた。それは私の“超常現象”」と映画のタイトルを交えて周囲への感謝の気持ちを語っていた。【取材・文/成田おり枝】

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