栗山千明、『キル・ビル3』の出演に「ちょっと待って」と苦笑い|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
栗山千明、『キル・ビル3』の出演に「ちょっと待って」と苦笑い

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栗山千明、『キル・ビル3』の出演に「ちょっと待って」と苦笑い

第88回アカデミー賞で助演女優賞・作曲賞・撮影賞の3部門にノミネートされたクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』(2月27日公開)のトークイベントが、2月15日にスペースFS汐留で開催。本作や『キル・ビル vol.1』(03)で美術監督を務めた種田陽平、と『キル・ビル vol.1』に出演した栗山千明、アート・ディレクターで映画ライターである高橋ヨシキが登壇し、タランティーノの映画作りについて語った。

高橋が「今回も予想を上回る血の量でした」と言うと、種田が「『キル・ビル』の時は、本人も血だらけ、返り血だらけで大笑いしてました」と笑顔でコメント。

種田は「クエンティンは、撮影を止めようとしない。ずっとやってる。役者さんが大好きで、役者さんを演出しているのが大好きなんです。足好きだし、『キル・ビル』だって、ゴーゴーの足を何度も撮ったでしょ」と、タランティーノの足フェチぶりを強調する。

栗山は「撮りました。何日撮ったかなというレベルです」と同意。種田が「今回は、駅馬車から、次々と客が降りるというシーンで、駅馬車の踏み台のデザインにすごくこだわった。ずっと足を撮ってた」と撮影を振り返る。

栗山が「足フェチで言えば、『キル・ビル』は制服でしたが、最後まで悩んだのが、靴や靴下をどうするか。ローファーとかも作ったりしたけど、血がにじむのがわかる白にしましょうとなりました」と撮影秘話を明かした。

また、種田は栗山に「『キル・ビル3』の話も生きてるからね。回想シーンできっと出てくるから」と、栗山に期待を持たせる。栗山は「ちょっと待ってください。だいぶ、年が……」と苦笑い。

種田が「子供時代のGOGO夕張(栗山千明)とかもあるかもしれない」と言うと、栗山は「また『キル・ビル』はやりたいです。クエンティンに会う度に、『千明、英語の練習してる?千明が英語を勉強するかわりに、僕も日本語を勉強するから』と。でも、お互いに上達してません」と申し訳無さそうに語った。

『ヘイトフル・エイト』は、雪山のロッジを舞台に“ヘイトフル”なクセ者8人が殺人事件をきっかけに「嘘」と「嘘」をぶつけ合う密室ミステリー。全編を70mmフィルムで撮影し、フルキャストを揃えて1カ月に及ぶリハーサルを開催。真夏のLAでスタジオセットを氷点下に凍らせて撮影した。【取材・文/山崎伸子】

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