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樹木希林「カンヌでブーイングされてたら気絶してた」

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樹木希林「カンヌでブーイングされてたら気絶してた」

5月21日に是枝裕和監督最新作​『​海よりもまだ深く​』の初日舞台挨拶が開催。阿部寛、真木よう子、樹木希林が登壇した。

カンヌ国際映画祭の公式上映(現地時間18日夜)後、帰国したばかりの興奮冷めやらぬキャストたちが登壇した今回の初日舞台挨拶。カンヌでの反応や、世界最大級の映画祭に参加した感想を繰り広げた。

阿部は「カンヌでは、観客も喜んでくださって、非常に充実した日々でした。カンヌの雰囲気は一生忘れないと思う。何がということではないんですが、海があって、クルーザーがあって…。街全体が盛り上がっていた。夢のような体験でした」とコメント。

真木は「有名なモデルさんが普通に歩いていたりしたんですよ」と振り返り、樹木は「ヨレヨレしながら帰ってきました。カンヌのステージで(スタンディングオベーションではなくて)ブーイングされてたら気絶してましたね。でも、拍手を浴びるのは7分が限度です」と苦笑い。スタンディングオベーションが起きたことを喜びつつ、長時間、拍手を浴び続けるのは大変であるという率直な感想も付け加えていた。

本作は、ダメな中年男とその元妻と息子という不器用な家族の姿を描いた家族ドラマ。台風でひさびさに一夜を一緒に過ごすことになった家族を映し出す。【取材・文/平井あゆみ】

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