庵野秀明総監督、「『シン・ゴジラ』に救われました」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
庵野秀明総監督、「『シン・ゴジラ』に救われました」

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庵野秀明総監督、「『シン・ゴジラ』に救われました」

世界的な人気を誇る「ゴジラ」シリーズの最新作『シン・ゴジラ』(7月29日公開)の完成報告会見が、7月19日に品川プリンスホテルにて開催。登壇した総監督の庵野秀明、キャストの長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、エグゼクティブプロデューサーの山内章弘が、作品に対する強い愛を語った。

7月19日に『シン・ゴジラ』の完成報告会見が開催!
7月19日に『シン・ゴジラ』の完成報告会見が開催!
【写真を見る】総監督を務めた庵野秀明
【写真を見る】総監督を務めた庵野秀明

庵野総監督は「『シン・ゴジラ』に救われました」と話すように、本作が大きなターニングポイントになったと振り返る。「劇場版の『エヴァンゲリオン』を3本作った後に、完全に燃え尽きてしまった。そんな時に、『シン・ゴジラ』の話をもらいました。一度お断りしたんですが、最終的にこの作品に救われました。この作品のおかげで、今この場に立つことが出来ていますし、『エヴァンゲリオン』という作品をこれからも作り続けることができると思います」。

内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じた長谷川博己
内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じた長谷川博己
米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみ
米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみ

そんな庵野総監督の思いを肌で感じた長谷川は「とにかく圧倒されました。誰にもマネできない新しい『ゴジラ』であり、新しい日本映画でもあるので、多くの方に見てほしい」と感想を述べた。一方、石原は大役を任されたこともあり、「プレッシャーがすごくて、毎日が胃が痛かったです」と撮影中の心境を明かした。

竹野内も庵野総監督の思いを受け、「非常にメッセージ性の強い作品だと思いました。台本読んだ時に、庵野さんの頭脳でしか理解できない世界観で、どんな映画に仕上がるのかまったく想像することができなかったんです。でも出来上がった作品は期待以上のものになっていて、感動しました」と話した。

内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊
内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊

会見の最後には、長谷川が「庵野さんが命を削って作ったこの作品は、大事なメッセージが込められています」と、竹野内が「庵野さんが身を削る思いで作ったので、ぜひ世界中の方々に見てもらいたい」と作品をアピールした。【取材・文/トライワークス】

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