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デンゼル・ワシントンが有名監督たちと組む理由とは?

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デンゼル・ワシントンが有名監督たちと組む理由とは?

アカデミー賞俳優デンゼル・ワシントンが最新作『サブウェイ123 激突』(9月4日(金)公開)のプロモーションで来日。シリアスな役柄での熱演が印象的なデンゼルだが、素顔は気さくなナイスガイ。終始ウィットに富んだトークで取材陣を楽しませてくれた。

来日は『マルコムX』(92)、『クリムゾン・タイド』(95)、『ボーン・コレクター』(99)、そして本作で4度目となる。「日本は大好きだよ。そういえば、来る度にホテルのランクが上がってきてるね」とおちゃめに笑う。ちなみに今回の宿泊先は、六本木のザ・リッツ・カールトン東京だった。

『サブウェイ123 激突』でデンゼルが扮するのは、地下鉄ジャックの犯人との交渉を任される平凡な地下鉄職員ガーバー役。ガーバーと、ジョン・トラボルタ扮するハイジャック犯との頭脳戦が見応えたっぷりだ。

撮影での失敗談を尋ねると、「(劇中で)、コーヒーをこぼしちゃってるけど、あれは演技上のものだからね」と、まず笑いをとったあとで、「今回、走るシーンがけっこうあって。その撮影の2週間前にひざを手術したばかりだったから、大変だったよ」と語ってくれた。

メガホンをとったのは、骨太な映画『クリムゾン・タイド』、『マイ・ボディガード』(04)、『デジャヴ』(06)に続いて4度目のタッグとなるトニー・スコット監督。本作も硬質でスタイリッシュなサスペンス映画に仕上がった。

トニー・スコット監督との仕事について、デンゼルは熱っぽくこう語った。「僕はいつもこう言ってるよ。『もし飛ぶのが怖いのなら、地上に残れ』と。要するに、パイロットを信頼できないなら飛ばない方がいいという意味さ。僕は彼と4回仕事をしてるけど、彼は信頼のおけるパイロットだ。スパイク・リー監督とも4回、エドワード・ズウィック監督とは3回、ジョナサン・デミ監督とは2回組んでるが、みんな素晴らしいパイロットだよ」

また、続けてこう語った。「僕が信頼してるパイロットたちは、僕を作品に呼んでくれるから、いっしょに仕事をしてるんだ。人生って短いから、やはり楽しみたいでしょ。映画作りも楽しんでやりたいから、彼らの現場は、僕にとって楽しめる環境だと言えるね」

そんな腕のいいパイロットと、名クルーのデンゼルによって完成した『サブウェイ123 激突』。最初から最後まで予断を許さない頭脳戦のドラマは、じっくりと腰を据えて見たい。【Movie Walker/山崎伸子】

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