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渋谷や原宿をジャック!“仮想空間”を活用した新しい宣伝の形とは

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渋谷や原宿をジャック!“仮想空間”を活用した新しい宣伝の形とは

本日公開のある映画が、原宿で無許可のゲリライベントや渋谷の公道を占拠した宣伝活動を実施していたのはご存じ? そんなことをすれば大問題になるところだが、実はコレ、いま話題の“仮想世界”で開催されたイベントなのだ。

斬新なPRを実施したのは、演技派俳優・岸谷五朗の初監督作『キラー・ヴァージンロード』。本作のゲリライベント&公道占拠が行なわれたのは、東京23区の地形をリアルに再現した仮想世界「meet-me」の中でのことなのだ。ちなみにmeet-meとは、“アバター”と呼ばれる自分の分身的なキャラクターを操作して、家を建てたり買い物をしたり、さまざまなアトラクションを楽しむことが出来る3Dバーチャルコミュニティ。

今回、同世界の原宿駅竹下口前では、映画で寺脇康文が演じた怪しげなキャラクター・大家三太郎のアバターがゲリラ的に登場し、映画をPR。また渋谷駅東口一帯の道路には映画のビジュアルが目いっぱい敷き詰められ、エリアそのものをジャック、さらに周辺の大型ビジョンでは予告編がパワープッシュされていた。現実では絶対に実現できないPR方法を、見事、仮想世界で実現しているのだ。

最近では、mixiやTwitterなどのコミュニケーション・サービスを利用した映画宣伝が本格化してきているが、こういったバーチャル・ワールドを活用したイベントはまだ少なめ。今後ますます増えていくことを期待しながら、meet-meの次なる展開にも大いに注目しておきたい!【トライワークス】

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